青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

還暦過ぎなお溌剌と

2019年03月11日 22時00分00秒 | 秩父鉄道

(三輪坂ダッシュ@影森~三輪鉱山間)

影森から三輪の鉱山までは20‰の断続的な登り坂。空車とは言え、デキが20両を超えるヲキ車を牽き上げて行くのはなかなかの迫力であります。冬の時期は両パン上げて走るのが通例なんですが、2月も終わりの頃でしたんで三輪鉱山の2便を引っ張って来たデキ303は片パンでやって来ました。ムムムッ(片パンでもデキはデキだけど、やっぱり両パンがいいよね派のココロの葛藤の唸り声)。


気を取り直して第3便。お。今度は最古参のデキ102が牽いてきました。切妻顔のデキ102。デキ100の系列では松尾鉱山からやって来たヒサシ付きのデキ108が人気ですけど、ペタンコの表情が国鉄でいうとEF15っぽさを感じる秩父生え抜きのデキ100番台も好み。小学校の頃、二ヶ領用水で釣りをしてると、101系のカナリアイエローに混じってたまーにEF15が牽いた石灰石列車が通り過ぎて行ったものだ。


手前に引きつけてもう一枚。デキ102は昭和29年日立製作所製造の、御年65歳の大ベテラン…なのだが、津軽で御年90を超える電機を見て来てしまっているだけに何というかまだまだお若いですネ、と言った感じだ(笑)。実際、塗装なんかもきれいに塗られているし、パンタ周りから流れた油染み一つないし、身なりが整っているせいでそんなにくたびれたような感じもしないのだ。JR貨物のカマなんか、新しくてもエライ汚い使われ方してるのいっぱいあるのにね。

むしろ、言っちゃあナンだが秩父は旅客に使ってる電車の方がよっぽど汚いような気が…(え)。
特に東急から持って来たステンレス車、窓とか車体にレールの鉄粉がこびり付いてるざますよッ!(小姑的モノ言い)。
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