(アツアツ、グツグツ、もつ煮込みうどん@富山・糸庄)
西金沢で北鉄からJRに乗り換え、あい鉄の電車で再び富山まで戻った頃には既に夕方になっていました。鶴来の駅で食事でも・・・なんて思ってたところを見事に食いそびれ、とりあえず腹ペコの状態で何かを腹に収めたい気分。駅の立山そば?それじゃありきたり過ぎる、ブラックラーメンかゴーゴーカレーか、それとも売店でますのすしでも買って食べようか・・・なんて考えていたのだけど、ポンと頭にこの店の事を思い出して来てみたのが、富山名物もつ煮込みうどんの「糸庄」さん。アツアツグツグツのモツ煮込みに、ヤワ目のモチモチしたうどんが煮込まれていて暑い中でも栄養満点。小ライスをつけて煮込みライスっぽく食うのもいいし、味の染みたうどんとモツを絡めて食うのもまた美味い。日本中のあらゆるところでモツ煮込みを食って来たけど、うどんと合わせるのもいいですね。控えめに乗っかったチビたエビ天も何気にいいアクセント、そしてうずまきカマボコに感じる富山らしさ。
アツアツの煮込みうどんを啜り、かいた汗を朝菜町の温泉で流すと、富山の街に夕立が降り始めました。この時間から色々と撮り歩こうと思ったのだけど、どうにも気勢を削がれるような本降りの夕立ち。とりあえず市内線のフリーきっぷを買って、西中野からツリカケ単車の人になる。都合よく来てくれた7018号。1両しかない旧塗装の車輛で、地鉄市内線のアイコンのような存在。とりあえず富山に来てこの車両に会えなかったことはないくらいの皆勤賞。1台こっきりなので会えない人は会えないらしいけど、いつでもキミは裏切らない。
電鉄富山・エスタ前で7018号をリリースして暫しスナップ。相変わらず雨は止まず。単車の地鉄標準色がすれ違い。7021号は地鉄高速バスの広告車ですが、すっかり広告は剥がれサイドの行灯も点いておらず広告の意味をなしていない。地鉄の高速バスも、新宿・大阪~富山線などはバス部門の収益の柱だったらしいが、コロナ禍においてご多分に漏れず減便の嵐で、共同運行の会社にゲタを預けたような形になっている。鉄道線のダイヤ同様、バスを含めて地鉄グループ全体が極端にシュリンクしていて、何とも心許ないところ。
大学前から戻って来た7018号、富山駅前電停にて。ここで撮影している限りは雨が凌げるので楽だ。何度も撮影した場所だけど、このカラーリングがいるととりあえず格好がつくような気がする。新幹線の乗り入れ、富山ライトレールとの結節によってワイドに広がった富山市内の都市交通。LRT化によって大きく未来へ向かうその姿の中で、変わらない7018号は、時代の語り部となってあるがままを伝えて行くのでありましょう。オリジナルのツートンカラーは、ミライトヤマ・ムカシトヤマのタイムマシーン。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます