(こんな時代に、春をお届け@黄金町~日ノ出町間)
今年の桜は、歴史的な暖冬という事もあり3月20日頃に開花しました。あまりにも開花が早かったもんだから、「こりゃあ長いことは持たねえなあ・・・」なんて思っていたのですが、東京に満開宣言が出た後の週末に首都圏を襲った時ならぬ雪。そして、その前後に気温が上がらない花冷えの日が続いたせいで、桜の花びらは比較的長持ちしたような気がしますね。なんだかんだ見頃は2週間くらいあったのかなと。今年の桜は自粛の桜ではありますが、人間の世界の混沌をどこ吹く風と咲く満開の桜に、ひと時の心の安寧を貰ったような気がしました。
大っぴらには愛でる事も出来ず、花見の宴もなく、例年であれば無数の屋台が並んでいたはずの大岡川の春。真っ赤な電車が行き交うハマの街中の高架線に、見てくれはちょっと変わった形をしているけど、なんだか懐かしい顔つきの車両がやって来ました。事業用電動無蓋貨車・デト11。新幹線がドクターイエローなら、京急はこれが幸せの黄色い電車。混沌の春に、心ばかりの小さな幸せを配給します。
デト11は、毎日ではないですが運行が決まっているので比較的撮影しやすいですね。
尚且つ、幸せの黄色い電車、、
これまた素晴らしい表題です。
掲載を有難うございます。