青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。写真はおおめ、文章はこいめ、コメントはすくなめ。

卯月/家山・日ノ出町

2019年12月18日 17時00分00秒 | カレンダー

(櫻看付罐@大井川鐵道本線・家山~神尾)

桜の時期は時間があればカメラを持って出掛けていたんですけど、会社の有給を使って平日に行ったのが大井川鐵道でした。桜とSLという定番の組み合わせも良かったんですが、今回補機に使われた西武のE34がさくらカンを付けて、家山行き臨時SLの金谷回送の先頭に立つという事でマニアの注目を集めましたね。満開間際の家山の桜を横目に金谷へ急ぐE34。パノラミックウインドウの窓周りにEF65Pの面影を感じて。

今年の6月に惜しまれつつ去った京急の800形。普通列車の運用に混じって結構な本数を見ていたので、引退と決まってからの廃車のペースがメチャメチャ速かった印象がある。2000形の時と同じく、リバイバルで窓周りが白く塗り直された編成が唯一最後まで残りましたが、別れの桜の大岡川を行く一コマを。ちょっと満開前だったかな。

 

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弥生/上長瀞・山北

2019年12月17日 17時00分00秒 | カレンダー

(弥生・親鼻鉄橋杏色@秩父鉄道 親鼻~上長瀞)

3月・・・と言っても春まだ浅き2月の終わりだったと思うのだが、便宜上3月に入れさせていただきました。毎年恒例、両パン時期の秩父鉄道訪問。基本的に秩父にはSLではなくデキを撮りに行くもんだと思っているので、いきおい撮影時期は12月~3月上旬の両パン(電気機関車のパンタグラフが両方上がっている状態ね)時期に撮りに行くことが多い。やっぱ片パンと両パンでは出来上がりの見栄えが違うのでね。長瀞渓谷に掛かる親鼻の鉄橋、長瀞らしい流紋岩の広がる河原から、早春の杏色染まる夕焼けをバックに鉱石貨物を。

3月の初めはまだまだ冬ですけど、末頃には桜が咲いて、一気に春がやって来ます。今年は桜が咲いてからの気温上昇が遅く、花冷えが続いたせいもあって色々な場所で結構長い間桜模様を楽しめました。御殿場線の桜の名所・山北駅の掘割を行く313系。樹勢が衰えたとはいえまだまだ見事な山北の桜、路傍の菜の花が色を添えます。

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如月/石川・館田

2019年12月16日 17時00分00秒 | カレンダー

(如月・雪神礼賛@弘南鉄道大鰐線 石川~義塾高校前)

2月は、何と言ってもトピックスは津軽遠征。弘南鉄道を中心に撮影して来ました。横浜からノクターン号で降り立った弘前。弘南鉄道の冬の風物詩であるラッセルについては、そりゃ撮影出来たらいいなあとは思っていたけど、こればっかりは運次第の出会いのものなのでね。大鰐の駅で職員がEDのパンタを上げ始めた時には心の中でガッツポーズをしたものです。雪が、雲間から零れて来た朝の陽射しにキラキラと輝く情景。聞いたところによると、動力役のEDが修理中とのことで今シーズンの大鰐線はラッセルを除雪機械でやるらしい(弘南線は通常通り)。それを聞くとなおさらに貴重なシーンを収めることが出来たと思う。

この津軽遠征は、初日の猛吹雪から一転翌日は朝から晴れモードと気象条件も良かったんだよね。夕方にドラマチックな光線を浴びながら走る東急7000を追って、日が落ちるまで館田や柏高前で粘ったのも良い思い出。弘南鉄道は、利用者減や設備老朽化によって10月から減量ダイヤになってしまったりと苦境が聞こえて来ますが、中央弘前駅周辺の再開発などの利用促進策が花開いて欲しいものです。

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睦月/信濃平・田京

2019年12月15日 09時00分00秒 | カレンダー

(睦月・信濃平@JR飯山線 戸狩野沢温泉~信濃平)

もういくつ寝ると、〇〇〇。このブログでも恒例?となって参りました、来年のカレンダーを作りながら今年一年を振り返るこの企画。平成から令和の御代に時代は変わりましたが、なんだか今年も結局あっという間だった。鉄活動に関しては、関東甲信越というフィールドを基本にちょこちょこ遠くにも行ったりして、というスタンスはそんなに変わらなかったような・・・という事で平成31年の初めは、正月休みの最後に飯山線でキハ110飯山色を愛でたのが活動のスタートでした。飯山色のビビッドな色合いが、雪の降りしきるみゆき野に映えます。

日本海側と違って、1月の太平洋側は基本的にはカラッとした空気の晴れベースの天気が続く。冷え込み厳しい霜の降りる田京俯瞰に夜明け前から陣取って、ようよう明けて行く空を眺めながら富士山と駿豆線を撮影したのも1月の事でした。この俯瞰の真ん中を流れるのが狩野川ですが、9月の台風では狩野川が溢れてこの辺りも水に浸かったようです。そう言えば台風15号は「ルート的に狩野川台風に酷似している」という事前予測がありましたが、残念ながらその予測が的中してしまいましたね・・・

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高輪金屏風2019

2019年12月08日 23時00分00秒 | 京浜急行

(黄華乱舞@京急品川駅)

山を染める赤い紅葉も素晴らしいと思いますが、街を染めるのはイチョウ並木の黄葉。品川駅前を通る第一京浜の見事なイチョウ並木は、駅から札ノ辻橋の方までずーっと続いていますが、これをホームから美しく眺められるのは京急の品川駅。東京都の木でもあるイチョウが、初冬の陽射しにキラキラと輝くその姿。暦を見ればもうあと一ヶ月もしないうちに令和元年が終わってしまいますが、明けて令和二年の正月早々には、この品川駅前の第一京浜を箱根に向かうランナーたちが走り抜けるのかと思うと、季節の移ろいの早さをヒシヒシと感じてしまいますな。

八ツ山の橋ですれ違って行く1000と2100。そう言えば、カメラを持って構えて撮るのは何だか久しぶりの京急である。今年の京急を振り返ると、車両設備の面では、2018年の2100形に続いて、2019年は800形が消えました。4ドア車が淘汰されて2ドア3ドアで固まりましたので、駅にもホームドアが積極的に導入されています。品川の駅も、ホームドア代わりの柵が設置されて、駅撮りは非常にしにくくなりました。そうそう今年の京急で忘れちゃいけないのが秋口の神奈川新町での衝突事故なんですけど、色々と当時の事象が明らかになるにつれ、随分と京急には旗色の悪い話になってしまっているようです。

黄金の輝きに頬染めて入線してくる600形の青砥行き。事故以降、現場付近では徐行運転(主に下り列車)を入れているようですが、乗ってる限りでは相変わらず吊革に掴まってないと吹っ飛ばされそうな、反省のない走りを見せてくれていた(笑)。品川~横浜間の爆速走行って京急のアイデンティティみたいなところがありますからねえ・・・特に新町~子安で普通をブチ抜いてからの京急川崎までのスピード感と言ったら(驚)。障検が感知して非常発光してもEB使わないで常用で様子見ちゃうの、そりゃダメなんだけどあの走りを見てたら納得しかない。安全とスピードの両立という二律背反な課題を持った京急の年の瀬です。

1編成しかない整備公団線所有の9200系。レア編成が印旛日本医大行きで登場です。ところで京急品川のイチョウ並木の黄葉ですが、年ごとに出来の良し悪しがあって、去年と一昨年は台風に巻き上げられた海水による塩害で葉がしおれちゃって、パサパサと色付く間もなく散ってしまってまーったくダメだった。今年は猛暑にも台風にも当たったけど、とりあえず結構よさげ。季節の移ろいは毎年の事ではありますが、それでも当たり外れが出るのが自然の摂理。

明日からも、平日の朝は通勤客でごった返すであろう品川駅のホーム。目の前にこんな素晴らしい景色が広がっているとも知らずに、みんなスマホを見ながらJRへの乗り換え改札に消えてしまうのであろうか。師走ご多忙のところ誠に恐れ入りますが、何とも美しく色付いた高輪の金屏風、一寸くらいは眺めて行ってもよろしかろうかと存じます。

 

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