NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」が毎日新聞奈良版に好評連載中の「ディスカバー!奈良」、第5回(2/9掲載)は「竹の寒干し 生駒・高山 冬の風物詩」、執筆されたのは四條畷市にお住まいの津山進さんである。全文を紹介すると、
1月も半ばを過ぎると、生駒市の高山を訪れ「竹の寒干し」の写真を撮る人の姿をみかけます。竹の寒干しは、良質の竹を油ぬきし、1~2月にかけて円すいのように組み上げ、天日干しにする作業です。整然と並ぶ光景は、高山の冬の風物詩として知られています。
高山の竹を材料として作られるのが「茶筌(ちゃせん)」や「茶道具」などです。これらの竹工芸品は、小刀とやすりを用いて手作業で丹念に作り上げられます。
茶筌は、室町時代の中期に鷹山城主の次男であった宗砌(そうせつ)が、親交のあった奈良の称名寺ゆかりの茶人村田珠光(じゅこう)から製作を頼まれたのが始まりとされています。以後、今日まで脈々と受け継がれ、高山は全国一の茶筌の産地になりました。
また、高山竹林園には珍しい竹や笹(ささ)が約50種類も植えられ、資料館に茶筌の製作実演コーナーもあり、憩いの場としても楽しめます。
(写真)竹の寒干し=生駒市高山町で
(メモ)近鉄奈良線富雄駅、または近鉄けいはんな線学研北生駒駅から傍示行きのバスで「上大北」下車、高山竹林園まで徒歩5分。【奈良まほろばソムリエの会 津山 進】
これは珍しい光景である。昔ながらに円錐形に組んで天日干しにしているのだ。私もいちど訪ねたいと思う。津山さん、良い情報を有り難うございました!
1月も半ばを過ぎると、生駒市の高山を訪れ「竹の寒干し」の写真を撮る人の姿をみかけます。竹の寒干しは、良質の竹を油ぬきし、1~2月にかけて円すいのように組み上げ、天日干しにする作業です。整然と並ぶ光景は、高山の冬の風物詩として知られています。
高山の竹を材料として作られるのが「茶筌(ちゃせん)」や「茶道具」などです。これらの竹工芸品は、小刀とやすりを用いて手作業で丹念に作り上げられます。
茶筌は、室町時代の中期に鷹山城主の次男であった宗砌(そうせつ)が、親交のあった奈良の称名寺ゆかりの茶人村田珠光(じゅこう)から製作を頼まれたのが始まりとされています。以後、今日まで脈々と受け継がれ、高山は全国一の茶筌の産地になりました。
また、高山竹林園には珍しい竹や笹(ささ)が約50種類も植えられ、資料館に茶筌の製作実演コーナーもあり、憩いの場としても楽しめます。
(写真)竹の寒干し=生駒市高山町で
(メモ)近鉄奈良線富雄駅、または近鉄けいはんな線学研北生駒駅から傍示行きのバスで「上大北」下車、高山竹林園まで徒歩5分。【奈良まほろばソムリエの会 津山 進】
これは珍しい光景である。昔ながらに円錐形に組んで天日干しにしているのだ。私もいちど訪ねたいと思う。津山さん、良い情報を有り難うございました!
