tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

大仏うどん(毎日新聞「ディスカバー!奈良」第4回)

2017年02月20日 | ディスカバー!奈良(毎日新聞)
毎日新聞奈良版(毎週木曜日)に好評連載中の「ディスカバー!奈良」、2月2日(木)付で掲載されたのは《大仏うどん 奈良市の「鶴の茶屋」》だった。初めて奈良市に移り住んだ頃(1978年)「奈良では、何でも大きいものには『大仏』ってつけるんやなぁ」と思った。

この「大仏うどん」は存じ上げなかったが、大きいのではなく、大仏さまのお顔をかたどったカレーうどん!なのである。筆者は「走るソムリエ」2号の楠田英雄さん。全文を紹介すると、

春日大社参道半ばにある「鶴の茶屋」。豊富な種類のソフトクリームなどで多くの海外からの観光客も足を止める場所ですが、ここでしか味わえない特別メニューがあります。それが「大仏うどん」です。

「大仏」と名がつくものは、以前からステーキやプリンなどがありましたが、「大仏の姿」をしているのは私の知る限り、この「大仏うどん」だけです。梅干しがおでこの白毫(びゃくごう)で、肉団子が髪の毛にあたる螺髪(らほつ)。食べるのが惜しくなります。気になるのは顔の油揚げの巾着で、なんと中からはカレーが!仏さまがインドから伝わってきたからでしょうか。

はるかなるシルクロードまで歴史のロマンを感じさせてくれる「うどん」も、そうはないでしょう。ちなみに、お店の外の紹介文には外国の方のために「buddha noodles」と書いてあるのはご愛嬌(あいきょう)。メモ 春日大社表参道バス停降りてすぐ【奈良まほろばソムリエの会 楠田英雄】


油揚げの中にカレーとは、よく考えたものである。お寺で使う塗香(ずこう)には、鬱金(うこん=ターメリック)が使われているので、カレーの香りがする。だから「カレーは奈良時代に奈良で生まれた食べ物である」と極論する人もいるほどだが、塗香はインドから伝わったものである。麺類は中国発祥で、西洋に伝わってパスタ、日本に伝わってそうめんやうどんになった。豆腐も中国由来の食べ物だ。仏教伝来のルートで伝わったものなので、これらを1つの丼に収めたアイデアは秀逸である。

楠田さん、興味深い記事を有り難うございました。私もいただいて、紹介したいと思います!

コメント
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