tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

ならまち花あかり(元林院復興イベント)/2月25日(土)26日(日)に開催!

2017年02月16日 | お知らせ
「第2回 ならまち花あかり」(奈良・元林院花街復興プロジェクト主催、奈良市共催)が2月25日(土)と26日(日)に開催される。毎日新聞奈良版(2/6付)「ならまち花あかり 芸舞妓が踊りやお座敷遊び披露 奈良で25・26日」によると、

町家が並ぶ奈良町(奈良市)に全国11花街(かがい)から芸舞妓が集い、踊りやお座敷などを披露する「ならまち花あかり」が25、26両日、奈良市で行われる。同市内の花街・元林院(がんりいん)の芸妓(げいこ)、大野菊乃さんが代表を務める「元林院花街復興プロジェクト」が主催する。

25日午後2時、舞踊公演「大和をどり」がならまちセンター市民ホール(同市東寺林町)で開催(1人7000円)。奈良市内で約60年前から舞われていた踊りなどを元林院の3人を含む全国の芸舞妓が披露する。同日午後7~9時には芸舞妓の踊りやお座敷遊びを楽しめる大宴席を、いずれも奈良市高畑町の▽旅館「四季亭」▽料亭「菊水楼」▽奈良ホテルで開く(同1万8000円~5万円)。

26日は午後1時に「全国花街伝統芸能シンポジウム」を同市水門町の東大寺総合文化センターで行う(無料)。元林院に伝わる踊りを芸舞妓らが舞い、花街文化についてトークがある。同日午後3~5時には同市元林院町の界隈の店で、芸舞妓の接待で日本酒を楽しむ「元林院花街日本酒バル」も催される(チケット1500円)。各イベントは予約制。申し込みは奈良市観光協会(0742・27・8866)。【和田明美】


公式HPの同イベント紹介ページは、こちらである。25日(土)には二の足を踏む向きにも、26日(日)のシンポジウムとバルには、ぜひご参加いただきたい。同サイトには、

「全国花街伝統芸能シンポジウム」
奈良・猿沢池のほとり、昭和初期から続く花街「元林院」 今も伝わる、おもてなしの「心」と花街ならではの「和」の文化を次世代に繋げることをテーマとしたシンポジウムを開催いたします。奈良と花街に縁のあるコーディネーター・パネリストをお迎えしての古都・奈良の花街文化の魅力を語り合う・語り継ぐシンポジウムです。
定員 320名 / 入場無料

プログラム
①基調講演
 『私が見てきた花柳界。昔と今とこれからと』浅原 須美(フリーライター/花街記者歴20年)
 子ども舞踊披露(元林院で学ぶこども日本伝統舞踊教室 生徒一同)
②舞踊披露
 奈良元林院の伝統舞踊菊乃・菊亀(奈良元林院)
③トークセッション
 花街の灯りを繋げる
◆メインパネリスト
西山 厚(帝塚山大学教授)
◆パネリスト
籔内 佐斗司(彫刻家/東京芸術大学教授)、浅原 須美(フリーライター/花街記者歴20年)、真筝(ミュージシャン 元 祇園甲部芸妓)、めぐみ(東京・八王子芸妓組合)、菊乃(奈良・元林院)、喜久次(岐阜・鳳川伎連)、笑弥(金沢・主計町芸妓連)、ももこ(福井・浜町芸妓組合)、あおい(新潟三業協同組合)、紫乃(東京・品川大井 芸者置屋なみ喜)、かつを(高知・土佐芸妓料亭濱長)、千代鷺(愛媛・松山検番)、小代美(秋田県・あきた舞妓 株式会社せん)

「元林院 花街日本酒バル」
時間 15:00~18:00(予定)
会場:元林院 ならまち界隈

冬の奈良で芸妓・舞妓と一緒に日本酒を楽しむ一夜!元林院花街を中心に、芸妓舞妓のおもてなしと、参加店舗毎に違う酒蔵の日本酒と日本酒とのマリアージュを楽しむための酒肴一品をご用意!当日は、着物でのバル参加を楽しんでいただける特別企画も実施します。

バル詳細
参加費:花街日本酒バルめぐりチケット:1,500円
チケット(1,500円)購入者は、本部にてチケットとともにイベントオリジナル升を受け取り、参加店を巡ります。各店舗では日本酒1杯と、酒肴1品を500円(予定)でご提供。各店舗で、全国十花街の芸妓・舞妓による、お客様へのおもてなしをお楽しみいただけます。

※芸舞妓の各店舗でのおもてなしは15時~17時となります。17時以降は芸舞妓はフリータイムとなり、いずれかの店舗にておもてなしとなります。
※各芸舞妓の、おもてなし担当店舗は、当日受付でお渡しする参加パンフにてご案内いたします。

また各店舗にいる芸妓・舞妓からシールと千社札を集めていただくラリーも開催!参加店舗全てのシールをコンプリートされた方には、スペシャルグッズをプレゼント!
参加店舗(順不同) つるや/なら泉勇斎/酒肆春鹿/よばれや/Ritz/酒肆 華/Ber fiddich/絆/のぞみ/あるるかん/ぐるめ藤
※参加店舗については変更・追加の場合もございます。


うーん、これはすごい。「全国花街伝統芸能シンポジウム」のトークセッションには、西山厚氏(帝塚山大学教授)や籔内佐斗司氏(彫刻家・東京芸術大学教授)も参加されるのだ。そういえば2月10日付の奈良日日新聞に《(西山教授は)「花街イコール色町(遊郭)と思っている人が多く、正しい情報を伝える努力も必要」と話す。元林院も明治の初期はそうだったが遊郭を木辻に移し、花街として発展を遂げた。元林院は色町ではない》という記事が出ていた。

西山教授は、花街は「日本の伝統文化が息づく場所」(同紙)と語る。すべてのイベントが要予約で、奈良市観光協会(0742・27・8866)に電話する。バルは参加料(1,500円)のほかに各店で500円を支払って、酒肴1品をオーダーする仕組みだ。この25日と26日には、ぜひ「ならまち花あかり」に足をお運びください!

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