tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

南都銀行経営企画部長(執行役員)の和田悟さん

2018年12月28日 | 奈良にこだわる
一昨日(12/26付)の毎日新聞夕刊(大阪)「インタビュー最前線」に登場したのは、南都銀行執行役員の和田悟さん。和田さんは経営企画部長も兼任している。タイトルは《相続・観光、新分野開く 「壊せ」刷新の決意》だ。印象に残った部分をピックアップして紹介する。
※トップ写真は「林業・木材産業座談会」(2014.6.13)。右端が和田さん(コーディネーター)

来月140周年を迎える南都銀行(奈良市)。超低金利下で地方銀行にとって厳しい収益環境が続く中、今春からは「壊せ、南都。」というキャッチフレーズを掲げ、さまざまな改革や、地域活性化に積極的に取り組んでいる。和田悟執行役員(57)に今後の展望を聞いた。



「壊せ、南都。」に込めた思いは。
◆銀行は保守的といわれますが、今後の成長のためには、固定観念にとらわれない、柔軟な発想が欠かせません。新しく生まれ変わる決意を込めています。遺産相続をテーマに、短編ドラマ「南都家の一族」の動画広告を、今夏から展開。ユーモアを交えたコマーシャルは「壊せ、南都。」同様、従来にないインパクトがあり、反響を呼びました。

奈良は、1世帯あたりの貯蓄額が全国でトップクラスだそうですね。
◆奈良は大阪に働きに行く人が多いため、インターネット支店の開設準備など非対面形式にも力を入れています。140年やってこられたのも、地域の方々の支えがあってこそ。今後も幅広い世代の多様なニーズに合わせ、きめ細かく寄り添っていきたいと考えています。

法人向けには。
◆奈良は歴史が古く、誇るべき多くの宝がありますが、経済の「財」として展開できていないのが実情です。主要な産業である観光にしても、昔から指摘されているように宿泊者が非常に少ないという問題があります。「奈良県観光活性化ファンド」を設けるなど、自治体とも協力しながら、奈良の良い面をもっと花開かせていきたいと思っています。

■人物略歴
わだ・さとる 1961年奈良市生まれ。関西大商学部卒業後、84年に入行。京都支店長、審査部長などを経て2016年に執行役員。今年4月から経営企画部長を兼任。また5月から奈良経済同友会幹事を務める。


「壊せ、南都。」は同行のキャンペーン広告だ。動画広告の「南都家の一族」とともに「南都銀行らしくなくて良い」と反響も上々だ。和田さんは発想が柔軟だし、行動力もある。「創造的破壊」の精神で、これからも同行を牽引してください!

コメント
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