tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

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香芝南で本格的な四川料理!中国料理 四川亭/昭和レトロ食堂(20)

2021年07月22日 | グルメガイド
昭和レトロ食堂シリーズも、はや20回目を迎えた。今日は20回記念にふさわしい、とっておきのお店を紹介する。この店は奈良まほろばソムリエの会会員で、香芝市在住のHさんという女性に教えていただいた。その名は「中国料理 四川亭」(香芝市鎌田419-19)、福山雅治夫妻も訪ねたという名店である。お店は国道168号に面している。香芝市とは言っても南の端で、少し歩くと大和高田市や葛城市當麻に入る。お店の並びにはスーパーの「オークワ香芝南店」がある。


外観こそ「町中華」風だが、スゴい料理が出てくる

訪ねたのは日曜日(2021.7.18)だった。車で遠出した帰りに思い出して立ち寄った。車はお店の前の駐車場(結構広い)に駐めて入店した。お店のオープン時刻の17時を少し過ぎた時間だったので、お客は私1人だけ。しかし次第にお客さんが増え、みるみるうちに1階はほぼ満席になった。私が店を出る頃には、予約していたグループ客が2階に上がっていった。こちらのご店主・秦利夫さんは、料理の鉄人・陳健一の弟弟子なのだそうだ。陳健一の師匠は実父の陳健民(四川飯店)なので、秦さんは陳健民のお弟子だったことになる。「奈良グルメ図鑑」には、



陳健一氏の弟弟子として多くのホテルやレストランでの修行を経て、たどり着いたのがこの地。一般的な中華メニューもあるが、ここではぜひ本格四川料理をいただきたい。写真の成都担々麺は本場の味を再現した汁なし担々麺。特注の平打ち麺に醤油ベースのタレ、上に肉味噌がのる。よく混ぜていただくと芽菜(ヤーツァイ=四川省の漬け物)や水菜などと一緒に口の中でうまみが一体化する。ごまの効いた汁ありの担々麺もある。


「えびみそとパクチー香るえびワンタン四川風」税別650円


「モンゴウイカと野菜の青じそ炒め」同1,300円

1998年(平成10年)12月の創業だそうだから、今年で23周年。「平成レトロ」なお店ということになる。ネットの口コミ情報のなかに「お店のホワイトボードや手書きのメニューに書いてある料理に注目!」とあったので、まずは手書きメニューの「えびみそとパクチー香るえびワンタン四川風」税別650円と、ホワイトボードの「モンゴウイカと野菜の青じそ炒め」同1,300円、それにビールテイスト飲料(ノーアルコールビール)同380円を注文、出てきたのが写真の料理である。ワンタンはこれまで食べたことのない濃厚なエビ味で、とても美味しい。パクチーが良いアクセントになっている(なおワンタンはスープに入ったものもある=税別700円)。炒め物は、ちょうどいい具合に火が通っている。



さて締めに麺類を注文しようと思い、手書きメニューの「大和牛(やまとうし)の麻辣(マーラー)煮込み汁そば」同1,350円を注文しようすると「お客さん、この汁そばは当店で最も辛い料理です」「飛び上がるほど辛いですか?」「はい」ということだったので諦め、「奈良グルメ図鑑」に出ていた「成都担々麺」(汁なし担々麺)同950円を注文した。なお成都は四川省の省都なので、「本場四川風の料理」ということのようだ。


麺は特注の平打ち麺。かつてはこんなうどんをスーパーで見かけたことがあるが、これは正真正銘の中華麺だった

「底からよくかき混ぜてお召し上がりください」ということだったのでよく混ぜたが、それでも底に肉味噌が残ってしまった。以前の私なら、残った肉味噌に白ご飯をかけて和えていただいたと思うが、今は減量中なのでグッとこらえた。締めて3,600円!帰りは直帰したので時間を計ると、奈良市西郊の自宅まで、ほぼ1時間だった。

本格的な四川料理が味わえる店、ぜひお訪ねください。Hさん、良いお店を教えていただき、ありがとうございました!
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