tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

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奈良に由来の種子を保存する「大和野菜研究センター」

2021年07月29日 | 奈良にこだわる
日本全国で栽培されるスイカの種の8割以上が奈良県産、という話を当ブログで紹介したが、先週の水曜日(2021.7.21)には、奈良新聞の「新 大和の食模様」(122)で、農業試験場から発展した「大和野菜研究センター」(宇陀市榛原三宮寺125)のことが紹介されていた。同センターの公式HPには

大和野菜研究センターの歩み
当センターは大和高原南部地区での国営農地造成事業の開始を機に、1972(昭和47)年に農業試験場高原分場として開設されました。平成26年にはそれまでの高原農業振興センターから大和野菜研究センターに組織改編されました。発足当初は、「地域の生産者、農協と一体となった研究推進」を掲げ、「大和高原地域の特産品の開発」「開発造成畑を利用した野菜の大規模栽培」が主要な研究テーマでしたが、平成28年度からは、「薬草栽培技術の開発」、「遺伝資源の保護」にも取り組んでいます。


記事の執筆者は旧知の的場輝佳さん(奈良女子大学名誉教授、NPO法人「奈良の食文化研究会」の会員)だった。全文は画像をご覧いただきたいが、驚いたのはジーンバンク(種子貯蔵施設)だ。〈昔から奈良に由来する有用な品種の種子が保存されている。低温室の壁一面の棚の引き出しに、カンに密封されて貴重な種子が保存されている。担当の峯圭司さんが丹念に整理分類し、いつでも発芽できる状態に維持・管理をしている〉。

このような施設で大和野菜などの種子が保存されているとは、頼もしい限り。的場さん、良いレポートをありがとうございました!



※7/30 追記
筆者の的場さんから、過去に取材されたスイカのタネの記事を送っていただいたので、以下に貼っておきます、ご参考に。

コメント (2)
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