大師山寺（だいしさんじ）は吉野郡吉野町上市2103にある真言宗のお寺で、正式名称は大師山妙法寺。大師山（だいしやま）、上市のお大師さんなどとも呼ばれて親しまれている。場所は、奈良市からだと大淀町を過ぎて国道169号を東に進み、近鉄の鉄橋（吉野川橋梁）をくぐって少し走った左側（北側）の山中にある。
南向きで眺望が良く、秋の紅葉も見事だ。山中には、四国八十八箇所の各札所の祠（ほこら＝お社）がお祀りされている。しかし近年のナラ枯れ（ナラ類やシイ・カシ類の木が枯れるという樹木の伝染病）でクヌギの木など10本以上が倒れ、祠を直撃している。
このたびお寺は、倒木被害のあった祠や老朽化の著しい祠の20件を復興（新築）されることになった。1件につき約30万円、合計約600万円もの資金が必要になる。そこでREADYFORによるクラウドファンディングを実施されることになった。目標金額は600万円で、期限は10月22日（金）23時だ。
8月24日（火）にスタートされ、私も少額の支援を申し込んだが、まだ2,386,000円しか集まっていない。この仕組みは「All-or-Nothing方式」といって、目標金額を達成した場合のみ実行者は集まった支援金を受け取ることができる。逆に言うと600万円が達成できなければ、実行者（奈良大師山88会）は全くお金を手にすることが出来ない（READYFORの本件サイトは、こちら）。
ぜひ皆さんのご協力・ご支援をお願いしたい。以下に、奈良大師山88会の趣意書を貼り付けておく。
お社の復興のためご支援を
初めまして。奈良大師山88会と申します。私たちは奈良県吉野郡吉野町上市にて活動しており、主に大師山寺の、老朽化に伴う寺院再建を通して、安全を確保した居場所づくりを目指しています。
大師山寺は奈良県吉野郡吉野町上市にあるお寺です。天平年間より妙法寺と名付けられ、そのお山には江戸時代から四国八十八ケ所のお社が祀られていることが特徴です。
現在、大師山ではナラ枯れ被害によりクヌギの木をはじめ樹齢100年以上の樹木が 10数本枯れています。倒木被害だけでなく、江戸時代より皆様に守られてきた四国八十八ケ所のお社などに当たり存続の危機にあるのです。
しかし、お社修復には約600万円もの費用がかかります。かかる金額も大きいことから、信徒皆様と新たな試みとしてこのクラウドファンディングという方法で、より多くの方々へ現状をお知らせし、ご協力を募ることに致しました。
倒木被害を受けたお社復興のため、ご支援をお願いいたします。
奈良大師山88会
