昨日の産経ニュース(10/3 20:37配信)に、〈織田家ゆかりの能舞台で「翁」を舞う 奈良県宇陀・阿紀神社 10月16日「神様の前で厳粛に」〉という記事が出ていた。一部の席を除き、観覧は無料だ。全文を紹介すると、
※トップ写真は、産経ニュース(10/3)から拝借。能舞台(手前)と本殿(奥)
奈良県宇陀市大宇陀迫間(はさま)の阿紀(あき)神社で16日、秋の大祭に合わせて阿紀能が行われ、観世流シテ方の齊藤信隆さん(77)が「翁(おきな)」を舞う。江戸時代前期に織田家宇陀松山藩3代藩主の織田長頼が寄進したという能舞台で披露。「翁は神様の前でささげる祈りの曲。由緒ある能舞台で、厳粛な気持ちで勤めたい」と齊藤さん。神に仕える芸能といわれる「翁」へ特別な思いを込める。
同神社は垂仁(すいにん)天皇の皇女、倭姫命(やまとひめのみこと)が天照大神(あまてらすおおみかみ)を伊勢神宮に先駆けて祭ったのが起源とされ、「元伊勢」と呼ばれる。本殿は伊勢神宮と同じ神明造(しんめいづくり)。かつて織田長頼は、この能舞台で舞ったという。
齊藤さんは、大宇陀に隣接する菟田野に拠点を置き、自宅には本格的な能舞台をしつらえて弟子の稽古や発表会などを行っている。「阿紀神社の能舞台でいつか舞いたいと思っていた」といい、地元の「織田家が作った能舞台保存会」から公演の依頼があり、快諾した。
翁は能の中で最も神聖な曲とされ、天下泰平や国土安穏を寿(ことほ)ぐ。「年を重ねて円熟味が増し、柔和な笑みを浮かべる翁。人々は翁のような人を敬いあがめた」と説く。「神様をおまつりする神社の舞台で、神聖な翁を舞うことは感慨深い。昔ながらの鎮守の杜(もり)での秋祭り。たくさんの人に来てもらうことで神様も喜ばれると思います」と話す。当日は、翁に続いて茂山(しげやま)千三郎さんの三番三(さんばそう)が演じられる。
秋の大祭は16日午後2時から祭祀(さいし)があり、阿紀能は午後3時開演(2時開場)。観覧無料(席の一部は有料)。終演後に餅をまく「御供撒(ごくま)き」が行われる。荒天を除き雨天決行。近鉄大阪線・榛原駅から奈良交通バス「大宇陀迫間」下車。問い合わせは同保存会会長の藤本勝也さん(0745・83・0201、当日は070・1493・1452)。
なお、チラシ裏面の「当日の催し」には、次のように書かれていた。
〇宇陀市観光ボランティアガイドの会による織田家宇陀松山藩の遺構をめぐるツアー/ご予約が必要です/午後0時宇陀路大宇陀道の駅に集合/阿紀神社午後1時半過ぎに到着
〇境内で宇陀の特産品販売/柿の葉寿司も販売します/ご予約を承ります
〇「能」終演後、秋祭りの「御供撒き」(餅撒き)がありますので、袋や風呂敷などをご持参ください
お問い合わせ(藤本さん)0745-83-0201(当日の連絡は藤本さんの携帯へ)070-1493-1452
阿紀神社というと、6月の蛍能で知られていてるが、10月にも能の奉納が行われるのだ。宇陀市の観光サイトは、こちら。皆さん、ぜひお訪ねください!

※トップ写真は、産経ニュース(10/3)から拝借。能舞台(手前)と本殿(奥)
奈良県宇陀市大宇陀迫間(はさま)の阿紀(あき)神社で16日、秋の大祭に合わせて阿紀能が行われ、観世流シテ方の齊藤信隆さん(77)が「翁(おきな)」を舞う。江戸時代前期に織田家宇陀松山藩3代藩主の織田長頼が寄進したという能舞台で披露。「翁は神様の前でささげる祈りの曲。由緒ある能舞台で、厳粛な気持ちで勤めたい」と齊藤さん。神に仕える芸能といわれる「翁」へ特別な思いを込める。
同神社は垂仁(すいにん)天皇の皇女、倭姫命(やまとひめのみこと)が天照大神(あまてらすおおみかみ)を伊勢神宮に先駆けて祭ったのが起源とされ、「元伊勢」と呼ばれる。本殿は伊勢神宮と同じ神明造(しんめいづくり)。かつて織田長頼は、この能舞台で舞ったという。
齊藤さんは、大宇陀に隣接する菟田野に拠点を置き、自宅には本格的な能舞台をしつらえて弟子の稽古や発表会などを行っている。「阿紀神社の能舞台でいつか舞いたいと思っていた」といい、地元の「織田家が作った能舞台保存会」から公演の依頼があり、快諾した。
翁は能の中で最も神聖な曲とされ、天下泰平や国土安穏を寿(ことほ)ぐ。「年を重ねて円熟味が増し、柔和な笑みを浮かべる翁。人々は翁のような人を敬いあがめた」と説く。「神様をおまつりする神社の舞台で、神聖な翁を舞うことは感慨深い。昔ながらの鎮守の杜(もり)での秋祭り。たくさんの人に来てもらうことで神様も喜ばれると思います」と話す。当日は、翁に続いて茂山(しげやま)千三郎さんの三番三(さんばそう)が演じられる。
秋の大祭は16日午後2時から祭祀(さいし)があり、阿紀能は午後3時開演(2時開場)。観覧無料(席の一部は有料)。終演後に餅をまく「御供撒(ごくま)き」が行われる。荒天を除き雨天決行。近鉄大阪線・榛原駅から奈良交通バス「大宇陀迫間」下車。問い合わせは同保存会会長の藤本勝也さん(0745・83・0201、当日は070・1493・1452)。
なお、チラシ裏面の「当日の催し」には、次のように書かれていた。
〇宇陀市観光ボランティアガイドの会による織田家宇陀松山藩の遺構をめぐるツアー/ご予約が必要です/午後0時宇陀路大宇陀道の駅に集合/阿紀神社午後1時半過ぎに到着
〇境内で宇陀の特産品販売/柿の葉寿司も販売します/ご予約を承ります
〇「能」終演後、秋祭りの「御供撒き」(餅撒き)がありますので、袋や風呂敷などをご持参ください
お問い合わせ(藤本さん)0745-83-0201(当日の連絡は藤本さんの携帯へ)070-1493-1452
阿紀神社というと、6月の蛍能で知られていてるが、10月にも能の奉納が行われるのだ。宇陀市の観光サイトは、こちら。皆さん、ぜひお訪ねください!

