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今年は、9月も過去最高の暑さだった!

2023年10月10日 | 環境問題
今年(2023年)は9月も暑かった!私の実感だけではなく、新聞各紙が報じている。まずは毎日新聞〈9月も過去最高の暑さ 統計開始以来 平年より2.66度高く〉(10/4付)によると、
※トップ写真は、毎日新聞の記事サイト(10/4付)から拝借

気象庁は2日、9月の日本の平均気温は平年より2・66度高く、1898年の統計開始以来最高だったと発表した。今年は記録的な暑さが続き、7月から3カ月連続で記録を更新した。10月も全国的に平年より高温になる見通しだという。

地域別の9月の平均気温は、東日本で平年を3・1度、西日本で2・3度上回り、ともに過去最高となった。北日本も同プラス3・1度で過去2番目の暑さだった。全国の主な観測地点153カ所のうち、111地点で統計開始以降最高を記録した(タイ含む)。

気象庁によると、地球温暖化の影響に加えて、日本上空を吹く偏西風が平年に比べて北寄りを流れており、寒気が南下しにくくなったことなどで、日本列島が暖かい空気に覆われやすかった。

日本近海の海面水温が高いことも影響している。9月の平均海面水温は統計を開始した1982年以降で9月としては最も高く、平年を1・6度上回った。台風が通過すると海面水温が下がるが、9月は台風が少なかったことや、暖流の黒潮が三陸沖まで北上していることなどが要因だという。

気象庁気候情報課の池田友紀子・予報班長は「大変珍しい暑さだが、温暖化が進めば、将来的にこのような高温が平年の状況になるかもしれない」と話す。【山口智】



画像は毎日新聞の記事サイト(10/4付)から拝借

9月の高気温は、日本だけでなく、世界中で観測されたという。毎日新聞〈9月の世界平均気温 史上最高 0.5度上回る大幅更新〉(10/7付)によると、

世界気象機関(WMO)は5日、先月の世界の平均気温が9月として観測史上最高を記録したと発表した。これまで最高だった2020年9月を0・5度上回っており、大幅な記録更新となった。

今年は7月が観測史上最も暑い月となり、北半球が夏となる6~8月の平均気温も最も高かった。1~9月の平均気温は史上最も暑い年だった16年の同期間を0・05度上回っており、WMOは今年の年間平均気温も過去最高に向かっていっているとしている。

WMOのターラス事務局長は太平洋東部の熱帯域で水温が上がり、世界的な気温上昇につながることが多いエルニーニョ現象が依然続いているため、記録的な暑さが数カ月続く可能性があると懸念。「異例の温暖化の要因が何なのか、関係機関と協力して解明したい」と説明している。(共同)


この暑さで、モンブランも縮んだという。奈良新聞〈モンブラン 2年で標高2㍍縮む 熱波で降水量減が要因〉(10/9付)によると、

【パリ共同】フランスの研究者らによる調査チームは8日までに、欧州アルプス最高峰モンブランの現在の標高は4805・59メートルで、過去2年で約2メートル縮んだと発表した。欧州を熱波が襲ったこの夏は降水量が少なく、頂上付近を覆う雪の量も減ったためとみられ、標高は過去22年間で最低レベルとなった。フランスメディアなどが伝えた。

モンブランの標高は、2001年にチームが初めて調査した時は4810・40メートルだった。その後、13年までは4808~4810メートルの間で推移していたが、13年以降は減少傾向にあるという。前回調査した21年9月は4807・81メートルだった。(共同通信)


このほか、蚊が北上している(毎日新聞10/9付)とか、10月になって蚊が活発に活動を始めた(朝日新聞10/9付)のような記事も出ていた。また毎日新聞夕刊(9/25付)では、〈沸騰する地球の行方は〉という専門家による大きな特集記事を掲載していた(末尾に記事の画像を掲載している)。

私も会社員時代には環境対策を担当していて、私の提案で「クールビズ」を始めたことがあった(2005年~)。しかし「ネクタイをせずに営業が出来るか!」などという感情的な反対意見もあり、なかなかスムーズにはスタートできなかったという苦い経験がある。すでにその頃から、地球温暖化は世界的な問題になっていたのに…。

とにかく今の温暖化(気候変動)は、人類の活動が原因ということは、ハッキリしている。身の回りの省エネに努めるとともに、社会や経済の仕組みを変えていかなければ…。

毎日新聞夕刊(9/25付)



毎日新聞(10/4付)
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