tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

第1回 観光ガイド・ブラッシュアップ講座を開催しました!(NPO法人奈良まほろばソムリエの会)

2015年09月23日 | 観光にまつわるエトセトラ
昨日(9/22)、第1回「観光ガイド・ブラッシュアップ講座」(10:00~16:00)を奈良商工会議所4階小ホールで開催しました。講師は、NPO法人京都観光文化を考える会・都草(みやこぐさ)(京都検定1級取得者などの会)の主要メンバーで、京都産業大学上席特別客員研究員の中江好喜さんでした。奈良まほろばソムリエの会では手広くガイド活動を行っていますが、今回は外部講師をお招きし、ガイド技術に一層の磨きをかけよう、という趣旨です。
※トップ写真は率川神社をガイドする雑賀耕三郎さん



午前中は基礎知識編として、「『門』から入る古建築のすべて」。お寺などの門の分類(四脚門、八脚門、薬医門、鐘楼門 など)、屋根の分類(草葺、板葺、瓦葺 など)、懸魚(げぎょ=屋根にぶら下がる飾り)の分類など、古建築にかかる興味深いお話をお聞きしました。これはガイド時に説明すれば喜んでもらえそうです。参考書としてお示しいただいた『歴史探訪に便利な日本史小辞典』『図説歴史散歩事典』は、その場でネット注文してしまいました。

 歴史探訪に便利な日本史小典
 日笠山 正治 編
 日正社

午後からは「ガイドの心得」。ガイドには「人間力」「知識」「技術」の3つが必要で、これらを磨かなければならない(まずは「知識」が大切)。そして3A(明るく、頭使って、諦めず)。「自分の得意分野を持とう」「その場の空気を読もう」「紙芝居(文字や写真のシート、デモブックなど)を活用しよう」「寺院の説明は、住職の立場に立って」など、たくさんの有益なアドバイスをいただきました。

 図説歴史散歩事典
 井上 光貞 著
 山川出版社

そのあとは実技。漢国(かんごう)神社・林(りん)神社(ガイド=長岡光彦さん)、開化天皇陵・率川(いさがわ)神社(雑賀耕三郎さん)、元興寺(私)、猿沢池と采女(うねめ)神社(田原敏明さん)をガイドして、中江さんからご講評いただきました。


漢国神社


開化天皇陵

「早口すぎるので、もう少しゆっくりと」「え~、あ~、は最小限に」「地声が大きい場合、マイクは不要」「時間制限を守ろう」などのご指摘をいただき、これは勉強になりました。


元興寺(極楽院)


猿沢池畔

NPO法人奈良まほろばソムリエの会が行うガイド活動は、ざっと3種類(HPは、こちら)。
1.自主ガイド:11のモデルコースなどをお客さまのご希望の日・時間に徒歩でガイド
2.募集ガイド:あらかじめ企画しておいた日程・コースをガイド
3.受託ガイド:旅行エージェントなどが行うツアーにガイドを派遣

最近、どんどんリクエストの増えているのが「3.受託ガイド」で、遠方から目の肥えたお客さまが来られますので、当方も鍛えられます。奈良まほろばソムリエの会ではこの日に学んだことをフルに活かし、「人間力」「知識」「技術」の3拍子揃ったガイドをめざしてまいります。

中江先生、とてもタメになる講座でした、有難うございました! またお願いすると思いますが、よろしくお願いいたします。長岡さん、雑賀さん、田原さん、お互い、これからも頑張りましょう!

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