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日本最古の厄除霊場 大和松尾寺/毎日新聞「やまと百寺参り」第57回

2020年06月22日 | やまと百寺参り(毎日新聞)
NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は、『奈良百寺巡礼』(京阪奈新書)の刊行を記念して毎週木曜日、毎日新聞奈良版に「やまと百寺参り」を連載している。先週(2020.6.18)掲載されたのは「日本書紀完成祈り建立/大和松尾寺(大和郡山市)」、執筆されたのは大和郡山市在住の大江弘幸さんだった。

大和松尾寺は厄除霊場として知られ、私も厄年には何度かお参りして、厄を払ってもらった。そのルーツが、寺を開いた舎人親王が42歳の厄年だったから、ということは今回初めて知った。では、記事全文を紹介する。

大和松尾寺は718(養老2)年、天武天皇の皇子・舎人(とねり)親王が勅命により日本書紀を編纂(へんさん)するとき42歳の厄年であったため、書紀の無事完成と厄除けを祈願して建立されたと伝わります。書紀は720(養老4)年に無事完成し、今年で1300年となります。本尊・千手千眼観音菩薩(ぼさつ)の霊験(れいげん)あらたかな日本最古の厄除霊場として、現在も広く信仰を集めています。

創建時の本堂は焼失し、1337(建武4)年に再建されました。昭和の解体修理時に屋根裏から、旧本尊と推定される焼損した仏像の残欠が発見されました。これに接した白洲正子は自著『十一面観音巡礼』に「地獄の業火に焼かれ、千数百年の風雪に堪(た)えて、朽木と化したその姿は、身をもって仏の慈悲を示している」とその感動を記しています。焼損仏を含む寺宝は、毎年秋に公開されます。

寺では毎年7~8月に夏期心身修練教室(一休さん)が行われます。僧衣をまとったかわいい一休さんたちが、山寺の自然の中での小僧体験を通じ、仏の慈悲に見守られて思いやりのある優しい子どもに育っています。(奈良まほろばソムリエの会会員 大江弘幸)

(宗 派) 大和松尾寺(真言宗)
(住 所) 大和郡山市山田町683
(電 話) 0743-53-5023
(交 通) JR大和小泉駅からバス「松尾寺口」下車、徒歩約2km
(拝 観) 9:00~16:00
(駐車場) 有(無料)



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2 コメント

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ご体調を整えて (tetsuda)
2020-06-28 11:59:05
木方さん、コメントありがとうございました。

> バス停下車徒歩2キロ。意欲がわきますし、そこに行く日程をキープしておか
> ないと天候にもよりメインを攻略しないで帰れないとも思ってしまいました。

登り坂を2キロですので結構、ハードです。

> この状況なので行くまでに暫くかかりそうですので
> じっくり勉強してから行ってみたいと思っています。

郡山は城下町の風情もいいです。暑くなりますので、ご体調を整えてお越しください!
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Unknown (木方)
2020-06-28 09:48:02
初めて知りました。最古の厄除のお寺が大和郡山にあったんですね。大和郡山は、金魚絡みで夏に行きたい地ですし他にも色々ありましたが今回の記事で行くべき時の大和郡山メインが決まりましたよ。なんせバス停下車徒歩2キロ。意欲がわきますし、そこに行く日程をキープしておかないと天候にもよりメインを攻略しないで帰れないとも思ってしまいました。タクシーや自転車なども色々と調べてみます。

大和 郡山 松尾 千手千眼って見ただけでも行きたいと直感してしまいましたが大江さんという方の記事だと思うと更に。大和郡山も広いですね、古代の地名見ても行きたくなります。またこの時期厄除の情報は本当ありがたいです。お水の時期ですよね。お水綺麗な所には理由があるはずですよね、文化風習食生活そして和菓子も味わってきたいです。この状況なので行くまでに暫くかかりそいですのでじっくり勉強してから行ってみたいと思っています。記事にして頂きありがとうございます。
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