以前(2024.3.27)、〈またもやディスられた!「奈良の食」〉というタイトルで、3/15(金)に放送された「マツコ&有吉 かりそめ天国2時間SP」(テレビ朝日系)での有吉の発言などを紹介した。奈良には「奈良漬しかない」「(名物の)ラーメンもない」「昼メシ食べるのに困る」など散々、勝手な発言をしていた。
※トップ写真は、TVerから拝借した
そのフォローのつもりか、昨日(2024.5.17)20時からの同番組は、「観光客に聞いた奈良の昼メシベスト5」を放送していた。54分の番組のうちの約25分を占める大特集だった。番組の冒頭で、ロッチの中岡創一(橿原市出身)が前の番組を見て、「奈良にはおいしいものがたくさんある」と反論していたことも、紹介されていた。
紹介されたベスト5は、この写真の通りだが、番組で有吉とマツコは、「ちょっとイメージが違う」「奈良に行ったら〇〇を食べるというもの(=定番・名物)がない」と言っていたが、まあ私としては、なんとか及第点だったと思う。テレビ朝日の番組サイト「テレ朝POST」(5/17付)にも、この番組のことが紹介されていた。
この画像と下の画像は、「テレ朝POST」から拝借
確かにこのベスト5は、ネット情報などで「奈良市の流行り物」を集めたような印象だが、麺闘庵の「巾着きつね」、そうめん処スルスルの「鯛だしそうめん」、天スタ(天理スタミナラーメン)のスタミナラーメンは、私もよくいただいている。とりわけ「鯛だしそうめん」のおいしさと組み合わせの妙には、感心した。
有吉とマツコのいう「名物」なら、以前私がリストアップした「勝手に奈良県十大料理」のようなものになるだろう。「奈良県産手延べそうめん(三輪そうめんなど)」「柿の葉ずし」「炊き込みご飯」「飛鳥鍋」などを組み合わせれば(例えば「柿の葉ずしとにゅうめんのセット」)、定番メニューになりそうだ。しかし、これだとまた「地味すぎる」などと突っ込まれそうではあるが…。
ともあれ、今も奈良をディスる過去映像を流し続ける「秘密のケンミンSHOW極」(読売テレビ)に比べれば、ずいぶん良い扱いだった。『奈良にうまいものあり!』(なららbooks)も刊行されたことだし、もっと世間に「奈良のうまいもの」が認知されてほしいものだ。
※トップ写真は、TVerから拝借した
そのフォローのつもりか、昨日(2024.5.17)20時からの同番組は、「観光客に聞いた奈良の昼メシベスト5」を放送していた。54分の番組のうちの約25分を占める大特集だった。番組の冒頭で、ロッチの中岡創一(橿原市出身)が前の番組を見て、「奈良にはおいしいものがたくさんある」と反論していたことも、紹介されていた。
紹介されたベスト5は、この写真の通りだが、番組で有吉とマツコは、「ちょっとイメージが違う」「奈良に行ったら〇〇を食べるというもの(=定番・名物)がない」と言っていたが、まあ私としては、なんとか及第点だったと思う。テレビ朝日の番組サイト「テレ朝POST」(5/17付)にも、この番組のことが紹介されていた。
この画像と下の画像は、「テレ朝POST」から拝借
確かにこのベスト5は、ネット情報などで「奈良市の流行り物」を集めたような印象だが、麺闘庵の「巾着きつね」、そうめん処スルスルの「鯛だしそうめん」、天スタ(天理スタミナラーメン)のスタミナラーメンは、私もよくいただいている。とりわけ「鯛だしそうめん」のおいしさと組み合わせの妙には、感心した。
有吉とマツコのいう「名物」なら、以前私がリストアップした「勝手に奈良県十大料理」のようなものになるだろう。「奈良県産手延べそうめん(三輪そうめんなど)」「柿の葉ずし」「炊き込みご飯」「飛鳥鍋」などを組み合わせれば(例えば「柿の葉ずしとにゅうめんのセット」)、定番メニューになりそうだ。しかし、これだとまた「地味すぎる」などと突っ込まれそうではあるが…。
ともあれ、今も奈良をディスる過去映像を流し続ける「秘密のケンミンSHOW極」(読売テレビ)に比べれば、ずいぶん良い扱いだった。『奈良にうまいものあり!』(なららbooks)も刊行されたことだし、もっと世間に「奈良のうまいもの」が認知されてほしいものだ。
> 「なんとか及第点」とのコメントを拝見し、安堵いたしました(笑)。
あはは。まあ急いで検索したようなお店ばかりでしたが、一応のフォローには、なっていました。もともとは「奈良の名物(定番)料理は?」ということでしたが。
> 奈良県がディスられるのは、奈良が京都と並ぶ世界的な
> 観光名所であることの有名税なのかもしれません。
「名物にうまいものなし」という言葉がありますが、それが観光地である「奈良」と結びついた、ということはあるかも知れません。
> 普通の観光客が奈良観光のついでに十津川方面まで
> 足を延ばせるか、というとそれも難しいでしょう。
以前、東京での講演の後「東京から十津川村へは、どうやって行けばよいでしょうか?」と聞かれ、「南紀白浜空港(熊野白浜リゾート空港)から入るしかありませんね」、と答えましたが、二次交通の問題もあって、なかなか難しいですね。
奈良県北部は「大阪・京都が近いので泊まってくれない」、南部は「遠いので立ち寄ってくれない」。これは古くて新しい問題ですが、地道に取り組めば、解決策は見つかると思います。
奈良の名物料理が地味なのは、海なし県であることが一因ではないかと思うのですが、あらためて農林水産省のウェブサイト「うちの郷土料理」を見ると、他の海なし県とさほど変わるものではありませんね。ことさらに奈良県がディスられるのは、奈良が京都と並ぶ世界的な観光名所であることの有名税なのかもしれません。
あと、奈良県南部へのアクセスの悪さも影響しているのかも。18日の日経新聞(プラス1)に十津川温泉郷が紹介されており、「料理のおいしさにも驚く。ゆず酒や大和ポークのしゃぶしゃぶ、山菜の天ぷら、川マスのお造り、鹿肉のたたき、イタドリのごまあえ、めはり寿司、子持ち鮎やアマゴの甘露煮など、川魚やジビエ、山菜尽くし。さらに温泉水で育てた『温泉うなぎ』やアユ漁が解禁になる6月にはアユのお造りも頼める。」と記載されていますが、普通の観光客が奈良観光のついでに十津川方面まで足を延ばせるか、というとそれも難しいでしょう。
実は、奈良県出身の小生もまだ十津川温泉には行ったことがなく、それはやはりアクセスの悪さによるのですが、小生の高校の同級生に日本一長い路線バスの中で酒盛りをしながら十津川温泉を訪れた豪快なおばさん集団がおります(笑)。