tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

二胡コンサート「奈良はシルクロードの終着点」 by 森井康文さん(2014Topic)

2014年09月25日 | お知らせ
ウチの会社OBの森井康文さんが、二胡の演奏をされる。9月28日(日)、南都銀行創立80周年を記念して開催される役職員・OB・OGおよび家族向けのイベント「NANTO ファミリーフェスティバル」(於:京セラドーム大阪)の1コマである。会場内「ミュージアムゾーン」で13:40からで、7曲の独奏のほか、OB・水野貴久男さんのフルート演奏(友情出演)もある。

現役社員も負けていない。おやじバンド「まほろばclub」が「SHINING ライブ」を行う。「メインステージ」で14:15から。女子社員とその仲間たちによる「チアリーディング パフォーマンス」も、楽しそうだ(メインステージ 13:00~)。

会場内の「ミュージアムゾーン」では「OBミュージアム」と題して、写真、絵画、書道、陶芸、彫刻など、玄人はだしの作品を展示。OBによるボランティアガイド団体「ナント・なら応援団」も、同ゾーンでこれまでの活動を振り返る写真展示を行うとともに、11:20からは「メインステージ」上で、同団幹事の門口誠一さんが紹介される。

さながら、会社挙げての文化祭の趣である。これは1日、楽しめそうだ。イベント担当の社員の皆さん、よろしくお願いしますよ!
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奈良まほろば館(東京)で「奈良まほろばソムリエ講座」、10月11日(土)開講!(2014Topic)

2014年09月25日 | お知らせ
 改訂新版 奈良まほろばソムリエ検定 公式テキストブック
 網干善教 監修
 山と溪谷社

東京・日本橋三越前の「奈良まほろば館」で、「奈良まほろばソムリエ検定」にまつわる講座が開かれる。演題は「検定で知る!奈良の史跡」で、講師はNPO法人「奈良まほろばソムリエの会」理事の大山恵功(おおやま・よしのり)さんである。参加は無料だが、申し込みが必要である。同館のHPによると、

奈良まほろばソムリエ講座(第5回)
平成26年10月11日(土) 14時00分~15時30分

「奈良まほろばソムリエ検定」(通称:奈良検定)の最高峰「奈良まほろばソムリエ」合格者を講師に迎え、奈良を楽しく学ぶためのセミナーです。9月に続き5回目となる今回は、NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」理事で、同法人の「啓発グループ」(調査研究・啓発など)を担当する大山氏により、奈良の史跡の数々を分かりやすく紹介していただくとともに、奈良の歴史・文化を知るためには格好の試験である「奈良検定」によく出題される問題の傾向などもお話していただきます。



こちらは、私の第4回奈良まほろばソムリエ講座(9/20実施)

1.日時・演題 平成26年10月11日(土)14時00分~(1時間半程度)「検定で知る!奈良の史跡」
2.講師 大山 恵功 氏 NPO法人奈良まほろばソムリエの会理事(勤務先:南都銀行 事務統括部)
3.会  場 奈良まほろば館2階
4.資料代等 無料
5.定  員 70名(先着順)
6.申込方法
・ハガキまたはFAX 必要事項(講演名・講演日・住所・氏名(ふりがな)・電話番号・年齢)を明記いただき、奈良まほろば館までお送りください。
・ホームページ 「申込フォーム」からお申し込みください。

お問い合わせ先
奈良まほろば館 【開館時間】10:30~19:00
〒103-0022 東京都中央区日本橋室町1-6-2 奈良まほろば館2F
電話03-3516-3931 / FAX03-3516-3932
※聴講券等の発行はいたしません。定員に達し、お断りする場合のみご連絡いたします。
※申込後にキャンセルされる場合は事前にお知らせください。

「奈良検定」を切り口に、奈良の史跡について分かりやすく解説される。奈良の史跡に関する入門的な講座として、ご活用いただきたい。東京の皆さん、ぜひお申し込みください!
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イチジクと大和肉鶏のサラダ(ええ古都なら「ふるさとの味」)

2014年09月24日 | 奈良にこだわる
南都銀行が運営する「ええ古都なら」は、奈良県に関する総合的な観光情報サイトである。「旅・知・探・遊」の4つの切り口で、奈良観光にまつわるあれこれをタイムリーに提供している。同サイトの人気コーナーに「ふるさとの味 奈良のこだわりの食材でひと味違う簡単レシピ」(料理創作・監修:白水智子さん)がある。

月替わりで、県産の食材を使った料理を紹介している。9月のメニューは、「イチジクと大和肉鶏(やまとにくどり)のサラダ」だ。サブタイトルは「イチジクのやさしい風味が 大和肉鶏のムネ肉をしっとりとさらに美味しく。バジルがアクセントに」。白水さんのブログ「膳-Sai」によると、

今月のお料理がアップされてます。今週初めからはじまったお教室でバタバタしているうちに… 今月はいちじく。大和郡山の特産品でもあります。

大和肉鶏のムネ肉を使って、イチジクは生でドレッシング風。そのままのイチジクも添えています。バジルがポイント!これがないと! さっぱりと、前菜風です。少し甘口のスパークリングなどに合いそうですね。風の森のアルファもいいかも。春鹿のときめきも。秋の夜に楽しんでみてください。

このお料理、作って1日ほど経つと、お肉が溶けるぐらい軟らかくなります。イチジクに含まれるたんぱく質を壊す酵素の力です。作りたてが美味!是非!


これはスパークリングワインのほか、甘口の吟醸酒も合いそうだ。「お肉が溶けるぐらい軟らかくなります」という状態も実験してみたい気がするが、本当に溶けてしまうと大変だ。皆さん、ぜひお作りいただき、作り立てを召し上がってください!
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空也上人は、隔夜修行の開祖(産経新聞「なら再発見」第91回)

2014年09月23日 | なら再発見(産経新聞)
紹介するのが遅くなってしまった。産経新聞奈良版・三重版ほかに好評連載中の「なら再発見」、第91回(9/13付)のタイトルは「天理市佐保庄の旭寺跡聖観音石仏 隔夜修行の開祖 空也(くうや)上人」、執筆されたのはNPO法人「奈良まほろばソムリエの会」の藤村清彦(奈良出身、大阪在住)さんだ。
※トップ写真は奈良市高畑町の隔夜寺

藤村さんには、「よく毎回、こんなマニアックなネタを仕込まれるなぁ」と感心している。今回の「隔夜修行」も、私は今年になってNPO法人「奈良まほろばソムリエの会」のカリスマガイド・雑賀耕三郎さんから教わったばかりだ。藤村さんによると隔夜修行とは「奈良の神仏に念仏を唱えてお詣りして泊まり、翌日は歩いて長谷寺に詣でそこで泊まる修行を千日以上続けること」である。明治まで続いたそうで、よくこんな大変な修行を続けられたものだ。

今回はこんなスゴい修行の開祖、空也上人の話だ。空也上人といえば、六波羅蜜寺(京都市東山区)のお像(重文)で知られる。口の中から6体の阿弥陀仏が出ている立像で、運慶の四男・康勝が彫ったものだ。手には、てっぺんに鹿の角がついた杖を持っている。上人は、どんなコースでお参りしたのか。記事全文を紹介する。



 奈良を中心とした地域にある石仏や茅葺(かやぶき)民家、勧請(かんじょう)縄を、美しい画像で紹介するブログ「愛しきものたち」で紹介されていた、天理市佐保庄(さほのしょう)町にある旭寺(あさひでら)跡聖観音石仏を訪ねた。
 石仏は、国道169号三昧田(さんまいでん)交差点の東北の小墓地に祀(まつ)られている。天文(てんもん)23(1554)年造立の銘がある、半肉彫りの美しい石仏だ。野にある石仏で単体の聖観音は極めて珍しい。
 500年近く風雪にさらされてきたものなのに、風化が少なく美しい面立ちが残っていて貴重だ。よほど地元で大事にお守りされてきたのだろう。高さ約130センチ。「各夜覚円(かくやかくえん)」が発願(ほつがん)したことが刻まれている。
 各夜とは隔夜(かくや)修行、すなわち奈良の神仏に念仏を唱えてお詣りして泊まり、翌日は歩いて長谷寺に詣でそこで泊まる修行を千日以上続けることで、これは明治まで続いたという。
 この修行の僧・念仏の徒を、隔夜聖(ひじり)または隔夜上人と称する。旭寺は、奈良と長谷寺を早朝に出発した修行僧がここで東の山際からのぼる朝日を拝んだことから、この名前が付いたと伝わる。



旭寺跡の聖観音石仏=天理市佐保庄町

 石仏表面に刻まれたかすれた文字を指でなぞっていると、地元の女性が「浄国寺さんには隔夜結願(けちがん)の名号碑(みょうごうひ)がありますよ」と教えてくれた。
      ※   ※   ※
 浄国寺は佐保庄町の北、天理市勾田(まがた)町の上街道(かみかいどう)に面する。明治の廃仏毀釈(きしゃく)で消え去った内山永久寺(うちやまえいきゅうじ)の門が移築されていることでも知られる。
 本堂前の舟形(ふねがた)名号碑には、「奈良長谷寺各夜一千三百日結願山城相楽沙門順覚天文五年」と刻まれているとのことだが、肉眼での判読は難しい。
 「結願」とは修行を達成したことだ。以前は別の所に立てられていたものが、この寺に移されたようだ。
      ※  ※  ※
 隔夜聖にとっての奈良の宿坊(しゅくぼう)・高畑町の隔夜寺は、春日大社から高畑町にいたる「上(かみ)の禰宜(ねぎ)道」の南の端にある。門前には「空也(くうや)上人旧跡」の碑が立っている。空也上人は平安時代・10世紀の僧で、念仏を唱えて多くの人を救い「阿弥陀聖(あみだひじり)」と称されたという。
 この空也上人が、隔夜修行の開祖なのだ。寺には鹿の角のついた杖(つえ)を手にもち、口から6体の阿弥陀像を発する造形の空也像と、長谷寺の十一面観音菩薩像の10分の1の大きさの本尊が祀られているそうだが、通常は非公開だ。
 鎌倉時代になり、時宗(じしゅう)をおこした一遍(いっぺん)上人が空也を慕い、この寺で修行したという。長谷寺側の隔夜修行について、泊瀬(はつせ)門前町再興フォーラムの小西宗日出(むねひで)さんにお聞きした。
 「長谷寺への現参道の北側、石打(いしうち)不動尊から崇蓮寺(そうれんじ)を経て長谷寺山門下の“桜の馬場”にいたる小路を“かくや道”といい、隔夜聖が通った道と伝わっています。石打不動尊の上あたりに隔夜堂があったようですが今は残っていません」と教えてくれた。
 伊勢(初瀬)街道や山の辺の道を訪ね歩く人は多い。だが、そのすぐそばに平安時代から明治まで続いたという隔夜修行僧の祈りの足跡が残されているのを知る人は少ない。(NPO法人奈良まほろばソムリエの会 藤村清彦)


隔夜修行のことは、雑賀耕三郎さんも「上街道・初瀬谷、そして大和神社を歩いた隔夜僧」および「空也上人と朝日観音」というブログに書かれているので、参考にしていただきたい。

それにしても天理市佐保庄の「聖観音石仏(旭寺跡)」と「浄国寺」、奈良市高畑町の「隔夜寺」、そして初瀬の「かくや道」と、ゆかりの地がこんなにあったのだ。近くを通った際には、ちゃんとお参りしておきたい。藤村さん、こんなマニアックな、いえ奥深いお話を有難うございました!

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菊乃さんがニューヨークでお座敷文化をPR!

2014年09月22日 | 奈良にこだわる

ならまちの元林院町(がんりんいんちょう)は、かつては関西有数の花街(かがい)として栄えた町である。今年に入って有志が、「元林院 花街復興プロジェクト」を立ち上げた。このプロジェクトの一環として、元林院の芸妓(げいこ)菊乃さんの「ニューヨーク公演」(9/3~11)が行われ、大成功を収めた。

金曜日(9/19)の奈良日日新聞が「お座敷文化NYでPR 元林院花街復興プロジェクト 写真や漫画も使い説明」の見出しで詳しく報じた。全文を紹介すると、

元林院にかつてのにぎわいを取り戻し、受け継がれてきた心を残し伝えていこうと、芸妓・菊乃さんを中心に活動を進める「元林院花街復興プロジェクト」。プロジェクトの一環として3日から約1週間、菊乃さんがアメリカニューヨーク州に渡り、日本文化に興味を持つアメリカ人と在米日本人を対象とした「奈良元林院 花街と日本のお座敷文化PR」イベントを実施し大きな反響を呼んだ。


お座敷遊びを再現。写真は、菊乃さんのFacebookから拝借

ブロードウェイの一角にある和室ではパーティ「UTAGE」を開催。今西清兵衛商店(奈良市福智院町、今西清隆社長)から販売されている「菊乃」ラベルの日本酒を振る舞うなどしてお座敷文化を伝えた。また地球を見た感動を芸術や文化を通じて後世に伝えようとするNASAのオフィシャルプログラム「BELLA GAIA(ベラガイア)」にも参加し舞を披露するなど、精力的にPR活動を行った。


つづき萌重さんが描かれたイラスト。つづきさんのブログから拝借

加えて、イベント会場では菊乃さんと元林院について写真や漫画を使い説明したパンフレットを配布。奈良市のデザイン事務所アトリエアクア(古田明宏代表)が企画を担当、県在住の少女漫画家、つづき萌重氏が菊乃さんの日常や奈良の風景を描いたもので、元林院の周知に向けて一翼を担った。

菊乃さんは「お客さんが真剣に受け止めてくれたことを感じている。大きな反応を返してくれた。パンフレットも好評だった」と確かな手応えを感じた様子。今後は国内はもちろん海外へのPRも積極的に行い、活動を広めていく。


菊乃さんのFBより。あでやかな美人芸妓に目もくれず、スマホのゲームに没頭するKYいやNYの若者

菊乃さんからいただいたニュースリリースを拝見すると、9/4~10まで、スケジュールがビッシリだったのだ。

元林院 花街復興プロジェクト「芸妓 菊乃ニューヨーク公演」に関する発表
~ニューヨークにおける日本文化、奈良に対する興味の発見~
<(株)つるや、(株)オーギュメント、米国NPO法人J-コラボ>http://j-collabo.org/news/

当団体は、は2014年9月3日~11日にアメリカ ニューヨーク州にて日本文化に興味のあるアメリカ人と在米日本人を対象とした「奈良 元林院 花街と日本のお座敷文化のPRの為のイベント」を実施いたしました。マンハッタンで富裕層限定で50名程度のVIPイベントとブルックリンにてNASAのオフィシャルプログラム「ベラガイア」とのコラボイベントには300名程度の動員をおこないました。


 芸妓 菊乃のかわいい奈良
 (菊乃さんの著書)
 実業之日本社

【実施詳細】
(1)9/4 ニューヨークコレクション(ファッションショー)ルビン&チャペルにてPR活動
(2)9/6 ブロードウェイ19ST Globus Washitsu にて【UTAGE】VIPパーティ開催。
(3)9/7 J-LABO Brooklyn(ブルックリンの施設)300 7th Street, Brooklyn 11215 にて、【FALL FES】というイベントを開催。
(4)9/8 ジャパンソサエティ(ロックフェラー財団設立の日本文化を発信する施設)にて来年9月の菊乃のニューヨーク公演とワークショップの打ち合わせをおこなう。
(5)9/9 ニューヨークコレクションファッションウィークメイン会場にてパフォーマンスとリーフレット配布 
(6)9/10 サンフランシスコの化粧品ブランド TATCHAのスチール撮影をマンハッタン内にてロケにて撮影。今後、同社の商品イメージモデルとして採用予定。



写真は、菊乃さんのブログから拝借

今回の公演を仕掛けたStephen Globusさんは、菊乃さんのFacebookに、こんなメッセージを送られた。

The Globus Family thanks you and your staff for an incredible job and collaboration with us. 菊乃大野's event at Globus Washitsu was a gigantic success. All our best wishes and congratulation to J-Collabo and we look forward to working together in the future!

(拙訳)グローバス・グループは、信じられないような大仕事と我々とのコラボを実現した大野菊乃さんとスタッフに、御礼申し上げます。「グローバス和室」での菊乃さんのイベントは、大成功でした。「J-コラボ」にお祝いを申し上げるとともに、今後も一緒に仕事ができることを期待しています!


うーん、これはすごい。菊乃さんも、世界に通用する芸妓さんになったのだ。今回の成功は、元林院の「花街復興プロジェクト」を大きく後押しすることだろう。

菊乃さんの「つるや」では、手軽にランチも味わえる。菊乃さんとお会いできるかも知れないので、ぜひお訪ねいただきたい。

「世界のKIKUNOさん」、そして「奈良の菊乃はん」、ニューヨーク公演の大成功、おめでとうございます! これからも元林院町と奈良を、明るく照らしてください!
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