また夏が巡ってきた。
昨日の夕方はセミの声を聞いた。今朝は桑の葉の上にキボシカミキリを初見した。触覚は実に体の3倍もの長さである。いよいよ夏の訪れを実感した。
時期になると間違いなく姿を見せてくれる自然の命を見つめ、すがすがしい朝の空気を精一杯吸い込んだ。
また、開き始めたキクイモモドキの花にまだ体長2,3㎜のセスジツユムシの幼虫を見つけた。いっちょまえに触覚は12㎜もあった。一年ぶりのかわいい虫としばらく遊んだ。一寸の虫にもこころがある。意志もある。本能が動かすのではなく考えながらの行動に見える。ともかく、また会えた小さい命が愛おしい。