エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

夏のトンボ池

2008-07-13 | 昆虫
      【ショウジョウトンボ現れる】

 久々に梅雨の晴れ間、30度を超えそうな真夏のトンボ池へ行ってみた。
さんさんと降り注ぐ夏の日差しに、腕の日焼けをひしひしと感じながら林の中の道を歩いた。
 はるか昔、捕虫網を手に駈け巡った少年の感動がよみがえってきた。いつも自然の中に飛び込むと、忘れていたときめきがよみがえってくる。少年の日のネットを、今、カメラに持ち替え、自然の中に小さな命を見つめた。

 国道沿いに平行に走る林道は未舗装で、ほとんど車の往き来はない。林の中を縫う道にはヒョウモンチョウやキアゲハが吸水に訪れていた。また、小さな小川付近には今年初めてオニヤンマを見た。
【キアゲハの吸水】

【オオウラギンスジヒョウモンか】

いつもの池のフィールド周辺では、まだ数は少ないが、キイトトンボやクロイトトンボが出始めた。ショウジョウトンボやギンヤンマが我がもの顔に飛び回っていた。
【クロイトトンボ】
 【キイトトンボの産卵】

 高原の農場の片隅にはユリが群生して、彼方に夏の磐梯がかすんでいた。


 2時間ほどの自然散歩だが、汗びっしょりで帰宅した。シャワーを浴び遅い昼食をとった。急の猛暑であるが、昨日の検診の結果もあってか、なにか身体の調子がいいように感じた。元気でこの夏を乗り切れそうな勇気が湧いてきた。