巡りきた季節を楽しむかのように車のアンテナにオオシオカラトンボ止まっていた。今シーズン初めて庭を訪れたトンボだ。梅雨の晴れ間に風に吹かれる成熟したオオシオカラトンボ♂を見つめた。複眼が黒く、後羽の付根に三角の黒い斑紋があり、また腹部の先が黒いなど、シオカラトンボとはすぐに区別でき、濃い青色が実に美しかった。
近づけるだけ近づいて顔の正面から写真を撮らせてもらった。
複眼を構成する個眼は1万~2万8千近くにも及ぶらしい。明暗を感知するという単眼も3つよく見えた。短い触覚が1対あるがこれは空気の流れを読んでいるらしい。
獰猛だが、何とも素晴らしい顔面の作りだ。大きな複眼はカメンライダーそのものだ。
これから我が家でよく見かけるのは。マユタテアカネ、アキアカネ、ナツアカネなど。トンボをファインダーで覗き、羽の模様や胸の紋の違いを確認しながらの観察はとても楽しい。そろそろノシメトンボやオニヤンマが姿を見せるだろう。