エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

夕方のトンボたち

2008-07-18 | 昆虫
            【ギンヤンマの連結産卵】

 昨日、会津若松の気温は34℃、この夏一番の暑さだった。
暑い夏の日中はトンボも木陰で休んでいることだろうと、夕方1時間ほどのトンボの観察を楽しんだ。
この時期、かなりのギンヤンマが池の上を悠然と飛び回っていた。午後5時を過ぎると、まだ日は高いがギンヤンマの数が増えたようだった。ギンヤンマはまず止まることはなかったが、幸い、近くのスイレンの間で連結し産卵するペアを見ることができた。
 他には水上のスイレンにクロイトトンボが、池の周囲の草むらにはキイトトンボやモノサシトンボが休んでいた。先週見たショウジョウトンボは見えず、シオカラトンボもかなり少なくなった。
 どうしたことか、アキアカネが水面に浮かんでおぼれていた。細い枝で助けてやった。じき飛んで行けそうにまで回復したようだ。
 【おぼれたアキアカネ】
 【救われた未熟なアキアカネ】

 また、ペアのチョウトンボをしばらく観察した。黒い雌が単独で、ひらひらと水面をなでるように打水産卵を繰り返していた。♂は♀の産卵を静かに見守るように上空からついて回っていた。二匹仲良く一本の葦に止まった。♂の上に♀が重なったが仲良く遊んでいたのだろう。他のトンボのように連結するのだろうか。
チョウトンボの翅の模様は個体差があるようだ。今日の個体は後翅の先端が透明でないが、全面青い個体もいる。
また、翅は普通は濃青だが、今日の♀のような黒金色の個体もいる。翅が沈みかける夕日にきれいに光っていた。この金属色に光る翅の色に興味をもった。


 【チョウトンボ♂】
 【♂の上に乗る♀】