会津秋まつり・歴代藩公行列を見に行った。孫たちに見せたいと娘に誘われ、重い腰を上げた。ブログ用に写真の1枚もあればと思って、娘の車に同乗させてもらった。
市政便りで配布されたポスターで、行列のコースや通過時間を確認した。西出丸の石垣から市内に出るお濠の脇の狭い道路端で行列を見ることにした。
お城の本丸で出陣式を見たのはもう20何年も前か、ここ数年は、健康だけが気がかりで関心もなかったし、十数年ぶりではないだろうか。良い天気に恵まれ、歴史の絵巻物が繰り返された。
【俳優の辰巳琢郎さん】
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作家・早乙女貢さんは、今年も西郷頼母役になりきって参加していた。
また、会津藩ゆかりの5市(*)(青森県むつ市・神奈川県横須賀市・新潟県長岡市・東京都日野市・三重県桑名市)の皆さんも参加し、沿道から温かい声援が飛んでいた。来年、NHK大河ドラマ「天地人」が放映されることを記念し、主人公の直江兼続(会津領主であった上杉景勝公の重臣)の上杉家最終の地となった米沢市からの応援参加もあった。
【長岡藩のパフォーマンス】
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保科公時代の姫や松平喜徳公及び白虎隊は北会津中学校、中野竹子を隊長とする娘子隊は葵高校が当番校だった。そう言えば、息子や娘たちも小学生のころ「日新館童子行列」や「鼓笛隊パレード」で街を練り歩いたこともあったっけ。はるか遠い昔のことが思い出された。
何と言うことはないが、たまに昔の歴史に思いをはせるのも良いものかも知れない。今年は「戊辰戦争140年」、「会津藩による蝦夷地(北方)警備200年」に当たる節目の年だそうだ。
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(*)ゆかりの土地
・三重県桑名市
安政6年に桑名藩主松平家の養子となった定敬公は会津藩主松平容保公の弟。兄の容保公とともに京都所司代として京都の治安維持に努めた。
・神奈川県横須賀市
会津領主・葦名公の祖 佐原義連公の生地。1810年、三浦半島の海防に会津藩が従事、藩士やその家族の墓が現在も横須賀市に残っている。
・青森県むつ市
会津藩再興の地。松平容大公を藩主として斗南藩が誕生したが、不毛の地での開墾政策は想像を絶し、飢えと寒さで病死者が続出した。福島県初の陸軍大将となった会津藩士の子、柴五郎がその過酷な開拓生活を著した「ある明治人の記録」は有名。
・新潟県長岡市
戊辰戦争時、会津藩を救うために結成された奥羽越列藩同盟の加盟藩。
・東京都日野市
会津藩が京都守護職時にその配下にあった新選組の副長・土方歳三の生地。
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【今年の会津まつりの日程】
9月22日(月) 提灯行列(18:00~)
会津磐梯山踊り(19:00~)
9月23日(火) 先人感謝祭(8:50~)
会津藩公行列(出陣式9:30~)
会津磐梯山踊り(19:00~)
9月24日(水) 日新館童子行列(10:00~)
鼓笛隊パレード(10:20~)