エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

秋深まる里山

2009-10-15 | 自然観察
        【実りの向こうの磐梯山  八田野から】

 庭に秋を探した。ドウダンツツジがかなり赤くなった。肉厚の葉も紅くなったミセバヤが咲き出した。相変わらずヤマトシジミが足下を忙しく舞っていた。
 
 朝方は冷え込み、霧がかかって暗かった。天気が心配だったが、じきに晴れてきて日差しは暑いほどだった。ひとっ走りいつもの里山へ車を走らせた。

 里山の雑木林も色付き始め、秋の深まりを感じさせた。コブシの実はかなり落ちていたが、エゴノキの実はまだ弾けていなかった。色付いたツタウルシに実がなっていた。ヒマラヤスギの大木には、雄花がきれいに並んでいた。 
 いつもはチョウやトンボばかりに目がいっているが、今の季節、樹木の観察も興味深いものだ。

【エゴノキの実】

  【ツタウルシの実】

 
 【ヒマラヤスギの雄花】

 数日前まで元気に飛んでいたネキトンボの姿はもう無かった。何か急に寂しさを感じた。石や地面の日だまりの赤トンボは、ほとんどがアキアカネだった。

 【アキアカネ ♂】

  【アキアカネ ♀】

 【ノシメトンボ】

 新鮮なオオアオイトトンボを1頭見つけたが、これから発生する個体もあるのだろうか。草むらには新鮮なオツネントンボが目立った。彼らはどこで冬を越すのだろうか。無事冬を越し春の再会を願った。今日も日向ぼっこ中のシマヘビと会った。朝夕大分寒くなり、そろそろ巣穴に潜る季節がそこまで来ている。


 
【金緑色に輝くオオアオイトトンボ】

 【オツネントンボ】

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