【観音沼の紅葉】
静寂の観音沼の紅葉狩り
幾年か流れし日々の
思いせつなし
家族で下郷の観音沼に紅葉狩りに出かける。
明子が時々友達と行っていて、話には聞いていたが初めてだ。夏の間、トンボの調査に行こうと思っていたが、とうとう秋も深まってしまった。
やはり、最高の美しい紅葉の時期、驚くほどの人出だった。
途中、沼が近づいた街道沿いの「ばんない」に立ち寄り、十文字高原そばを食べた。ざるそばは700で天ぷらが付いてきた。合格点のおいしい蕎麦だった。駐車場のわきの畑には、色とりどりの菊の花がきれいに咲いていた。
白樺の林を抜けると間もなく観音沼に到着。周囲2キロくらいだろうか、高原の沼は赤や黄色のもみじ葉に彩られていた。静寂の水面に数匹の水鳥が浮かび、湿原の草紅葉の落ち着いた美しさしばしたたずんだ。
神の造りし自然美の中に、小さな家族が楽しいひと時を過ごした。
娘、孫たちの戯れを静かに見つめながら、老いた身を見つめながら歩いた。
あれから幾歳が流れたのか。しみじみ人生の悲哀を感じたりした。 (2009.10.25)
静寂の観音沼の紅葉狩り
幾年か流れし日々の
思いせつなし
家族で下郷の観音沼に紅葉狩りに出かける。
明子が時々友達と行っていて、話には聞いていたが初めてだ。夏の間、トンボの調査に行こうと思っていたが、とうとう秋も深まってしまった。
やはり、最高の美しい紅葉の時期、驚くほどの人出だった。
途中、沼が近づいた街道沿いの「ばんない」に立ち寄り、十文字高原そばを食べた。ざるそばは700で天ぷらが付いてきた。合格点のおいしい蕎麦だった。駐車場のわきの畑には、色とりどりの菊の花がきれいに咲いていた。
白樺の林を抜けると間もなく観音沼に到着。周囲2キロくらいだろうか、高原の沼は赤や黄色のもみじ葉に彩られていた。静寂の水面に数匹の水鳥が浮かび、湿原の草紅葉の落ち着いた美しさしばしたたずんだ。
神の造りし自然美の中に、小さな家族が楽しいひと時を過ごした。
娘、孫たちの戯れを静かに見つめながら、老いた身を見つめながら歩いた。
あれから幾歳が流れたのか。しみじみ人生の悲哀を感じたりした。 (2009.10.25)