そろそろ春の女神、ギフチョウが出るころ、
今朝穏やかに晴れ、午後から崩れるようなので、急遽ギフチョウに会いに出かけた。
高速で約30キロ、例年訪ねる生息地へ向かった。
目的地近くに車を止め、山へ入った。
麓の道の脇には、水色のキクザキイチゲが満開、ミヤマカタバミ、エンレイソウもちょうど咲き始めたところだ。
しかし、いつもの杉林へ入ると、残雪が驚くほど多かった。
まだまだ残雪
ゲンジスミレだろうか?
美しい青いキクザキイチゲ
ミヤマカタバミ
エンレイソウ
キケマン
つぼみの堅いシダの仲間(オニゼンマイ?)
この時期、ギフチョウはカタクリやサクラの花に蜜を吸いに来る。
カタクリは麓の日だまりにはほどよく咲いていたが、登るにつれて残雪が多く、まだつぼみだった。
でも、ヤマザクラは例年より早く、盛んに散っているところだった。
別の場所を目指すと、峠の車寄せに「静岡」ナンバーと「多摩」ナンバーの車が止まっていた。
ああ、またかと、がっかりした。案の定大きなネットを持って、林の中でギフチョウを待っていた。毎年行き会う採集マニアだった。
「ネットで採らず、写真で撮ろう」と叫びたかった。幸い、発生はまだのようで、彼らに採られなくて何となく安堵した。
美しい雪解けの流れが美しかった。
春の林
ギフチョウの食草のカンアオイが思ったほど見つけられなかった。
カンアオイ
空振りだったが、近いうちにもう一度訪れ、今年もギフチョウの無事を確認したいと思っている。