庭から飯豊山を望む
窓際にさわやかな緑を見つめながら、詩集を開いた。
新緑、さわやかな風の季節にいつも思い出すこと。
「五月の風をゼリーにして持ってきてください」
立原道造が死を前にした病床で、恋人に書きおくったという。
*******************
[夏花の歌]
・・・・・・・・・・
空と牧場のあひだから ひとつの雲が湧きおこり
小川の水面に かげをおとす
水の底には ひとつの魚が
身をくねらせて 日に光る
それはあの日の夏のこと!
・・・・……
小川の水のせせらぎは
けふもあの日とかはらずに
風にさやさや ささやいてゐる
・・・・・・・・・
*******************
ふと、懐かしさがこみ上げてきた。
「山よ小川よ また森よ~」と、伊藤久男の「高原の旅愁」を口ずさむ。
いつも我が青春と重なるナツメロだ。
http://www.youtube.com/watch?v=1fZgysxoXwc
むかしの夢の 懐かしく
訪ね来たりし 信濃路の
山よ小川よ また森よ
姿むかしの ままなれど
なぜに彼(カ)の君 影もなし
すがすがしい雨上がりのさわやかな庭に、初夏のいのちをみつめた。
仲よしのヒヨドリ
スズランスイセン
イカリソウ
ライラック
ヤエヤマブキ
窓際にさわやかな緑を見つめながら、詩集を開いた。
新緑、さわやかな風の季節にいつも思い出すこと。
「五月の風をゼリーにして持ってきてください」
立原道造が死を前にした病床で、恋人に書きおくったという。
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[夏花の歌]
・・・・・・・・・・
空と牧場のあひだから ひとつの雲が湧きおこり
小川の水面に かげをおとす
水の底には ひとつの魚が
身をくねらせて 日に光る
それはあの日の夏のこと!
・・・・……
小川の水のせせらぎは
けふもあの日とかはらずに
風にさやさや ささやいてゐる
・・・・・・・・・
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ふと、懐かしさがこみ上げてきた。
「山よ小川よ また森よ~」と、伊藤久男の「高原の旅愁」を口ずさむ。
いつも我が青春と重なるナツメロだ。
http://www.youtube.com/watch?v=1fZgysxoXwc
むかしの夢の 懐かしく
訪ね来たりし 信濃路の
山よ小川よ また森よ
姿むかしの ままなれど
なぜに彼(カ)の君 影もなし
すがすがしい雨上がりのさわやかな庭に、初夏のいのちをみつめた。
仲よしのヒヨドリ
スズランスイセン
イカリソウ
ライラック
ヤエヤマブキ