エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

北帰行始まる

2013-03-04 | 自然観察

 

寂しい別れの季節がやってきた。

まだ新聞報道はないが、猪苗代湖へ来ていたコハクチョウの北帰行が始まったようだ。

春めいた朝、崎川浜を訪ねた。

コハクチョウの鳴き会う湖畔にたたずみ、海の青,空の青に染まず漂う水鳥たちを見つめた。

厳しい寒さにも、湖岸に積もった雪が春の日差しに輝いていた。湖畔の雪も、例年より2,3倍の積雪量に思える。

  

10羽ほどの集団で、湖面を歩いて水しぶきを上げながら離陸するハクチョウたちの、清らかな姿に感無量だ。

4~5000キロの長旅を、どうか元気で羽ばたき、また秋の終わりには再び戻ってきて欲しいと願った。

 

 

 

この崇高な大自然の織りなす風景が、あまりに美しい。

”全身に豊かなる大自然 涙あふるる感動 青き磐梯ありがたし”  いつもスケッチに記すコメントだ。

今日も対岸の湖面には蜃気楼が見えた。

集団で眠ったり、羽根を繕い、たまに大きな羽を広げて準備運動をしている。

逆立ちして湖底の水草を探している一群もあった。

 

  

 

愛おしい、美しい汚れなき水鳥たちだ。オナガガモはかなり少なく、もうかなりの数が北へ旅立ったのだろう。

 

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