虫たちの写真を整理していた。
また、昨年の夏、環境省が公表した「絶滅のおそれのある野生生物の種についての最新のレッドリストを見ていたら、
これまでの準絶滅危惧種だったヒメシロチョウが今回は絶滅危惧1類に指定されていた。
近い将来に絶滅の危険性がより高まった訳だ。
他には、大川沿いで見られたミヤマシジミが絶滅危惧ⅠB類(EN)に、まだ見られるウラギンスジヒョウモンが絶滅危惧Ⅱ類(VU)に、
また、東山地区でずいぶん見かけていたヒメシジミ(準絶滅危惧種)も、最近めっきり少なくなった。
ヒメシジミ ヒメシロチョウ
同じく、会津の里山に生息する絶滅危惧1類のマダラナニワトンボやコバネアオイトトンボも、生息環境の変化で年々少なくなっている。
マダラナニワトンボ コバネアオイトトンボ
会津の里山に細々と生息するこれらの希少な虫たちが愛おしく思われた。
数十億年の生物の進化の歴史が幾多の生物をはぐくんできたが、毎日驚くほどのスピードで多くの種が絶滅している。
これらはすべてが人間の行為によるもので、手をこまねいてはいられない。自然との共生を実現する実効的な保全対策が急務である。
厳しい冬も終わり虫たちの活動が始まる今、小さな虫たちの命を守るための行動を起こしたいと思っている。