復興支援ソング、亡くなられた人への鎮魂の歌、被災者への応援歌『花は咲く』を毎日聴いている。
いつしか、この心に染みる、寂しく静かな、そしてきれいな歌の歌詞を覚えた。
作詞をした岩谷俊二氏は、亡くなった人たち、生き残った人たち、あの震災を遠くから心配していた人たちの、3.11から今に至るまでの想いを、僅かでも書き留めたかったと述べている。
地震、津波、さらには原発に被災した方々の思いをテレビで見ては、切なく、いつも悲しみを共有することしかできない自分が情けなかった。
歌詞の一節「わたしは何を残しただろう」が気になっていたが、亡くなった人の悔しさを思い、
その人の分までしっかり生きて花を咲かせなければならないと思った。
厳しい寒さの季節の後には間違いなく暖かな春が来て、花は咲く。
悲しみの向こうには新しい明日、きれいな花が咲くに違いない。
大震災から2年が経った。