エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

チョウの体温調節

2014-07-01 | Weblog

 
 
  チョウは普通、暑いときには地面に降りての吸水行動、寒いときには根を広げての日光浴などを目にしている。

 今日も気温は高く、アキアカネの逆立ちを見たばかりだった。これは太陽光に当たらないよう角度調節しているらしい。

 また、珍しくルリシジミが集団で吸水していた。また、クジャクチョウの日光浴も撮った。

    

 シータテハ

しかし・・・!今日はなんとチョウの水浴を観察したのだ。それは、初めて見る目を疑う珍しい行動だった。

   

  チョウは、普通は見た目乾いた地面に止まりストローをのばして吸水している。もっと湿ったところで吸水すればいいのにと思うくらいだが、

 驚いたことに一頭のウラギンヒョウモンが水の流れに舞い降り吸水しはじめたのだ。 こんなこともあるのかと近づいて観察していると、さらに信じられない行動をした。

 なんと身体(胸、腹)を水に沈めたではないか数分間カメラのファインダーで観察しながらシャッターを切った。

 実に気持ちよさそうに冷たい水の流れに身を沈めていた。

こんなことってあるのだろうか。冷静に考えるに、これは体温調節かと思われた。

 吸水行動は暑い日に集中的に見られるので、吸水しながらおしりから水を排出して体温を下げているらしいとの説は聞いていた。

 しかし、冷たい水に身体を沈める知恵があるとは、脱帽だ。

 また、今日はいつも羽を開いてくれないヒメシジミが止まるとすぐに羽を開いてしまう。斑紋を観察したいのにうまくいかないものだ。

多分これも、曇り空や気温と関係があるのだろう。

珍しい光景に、チョウやトンボもいろいろ暑さ対策を撮っているのだと感心した。

 《今日のヒメシジミ》 

 斑紋に少しの異常 

 ♂  

 ミヤマシジミのような個体を見た(裏面第3室黒斑が長楕円形)

《今日のトンボ チョウ 植物》

                                                                                 コフキトンボ                                コシアキトンボ                               ショウジョウトンボ

池の端のナツツバキの木にモリアオガエルの沢山の卵塊が下がっていた。

   

                          オカトラノオ                                                                         ホタルブクロ 

 

いよいよ夏本番の里山だ。