エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

梅雨空続く

2014-07-17 | 昆虫

 

午前中、短時間だが強い雨が降った。ほとんど終日曇り空だったが、午後薄日が射したのでA地点の池に行ってみた。

小川の流れに沿って、オニヤンマが徘徊していた。 

鯉のいない小さい池には、クロイトトンボやキイトトンボが連結し、モノサシトンボもいた。

 クロイトトンボ産卵   キイトトンボ

モノサシトンボ♂  オオアオイトトンボ

オオアオイトトンボは出始めでまだ色が出ていない。

コオニヤンマが、飛び立っては原っぱに降りる、鬼ごっこを繰り返した。

                                                                             コオニヤンマ:頭部が小さく、後ろ足が長く、後頭に3角状の突起がある                                ショウジョウトンボ 深紅の♂

倒木の上にきれいなブルーのルリボシカミキリがいた。接写しようと近づいたら、飛び立ちスローモーションで飛び立ち、近くの木に止まった。

   

ガマの茎にヤゴの抜け殻を見つけた。  多分オオルリボシヤンマのものだろう。

以前に見つけたクロスジギンヤンマと比較してみた。

見た目はそっくりで判別しにくいが、オオルリボシは側棘は第6~第9節にあり、クロススジは第7~第9節にあることから同定できそうだ。

                              左 オオルリボシヤンマ         右 クロスジギンヤンマ    体長はいづれも48mm程度  クロスジの方が少し細めで黒い

  

  

生活史は オオルリボシヤンマは幼虫期間がこの辺りでは3年(1年目は卵で越冬)、クロスイギンヤンマは幼虫越冬で幼虫期間が半年~1年だ。

抜け殻を見つめながら、また愛おしさが湧いてきた。