午前中、短時間だが強い雨が降った。ほとんど終日曇り空だったが、午後薄日が射したのでA地点の池に行ってみた。
小川の流れに沿って、オニヤンマが徘徊していた。
鯉のいない小さい池には、クロイトトンボやキイトトンボが連結し、モノサシトンボもいた。
クロイトトンボ産卵 キイトトンボ
モノサシトンボ♂ オオアオイトトンボ
オオアオイトトンボは出始めでまだ色が出ていない。
コオニヤンマが、飛び立っては原っぱに降りる、鬼ごっこを繰り返した。
コオニヤンマ:頭部が小さく、後ろ足が長く、後頭に3角状の突起がある ショウジョウトンボ 深紅の♂
倒木の上にきれいなブルーのルリボシカミキリがいた。接写しようと近づいたら、飛び立ちスローモーションで飛び立ち、近くの木に止まった。
ガマの茎にヤゴの抜け殻を見つけた。 多分オオルリボシヤンマのものだろう。
以前に見つけたクロスジギンヤンマと比較してみた。
見た目はそっくりで判別しにくいが、オオルリボシは側棘は第6~第9節にあり、クロススジは第7~第9節にあることから同定できそうだ。
左 オオルリボシヤンマ 右 クロスジギンヤンマ 体長はいづれも48mm程度 クロスジの方が少し細めで黒い
生活史は オオルリボシヤンマは幼虫期間がこの辺りでは3年(1年目は卵で越冬)、クロスイギンヤンマは幼虫越冬で幼虫期間が半年~1年だ。
抜け殻を見つめながら、また愛おしさが湧いてきた。