エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

オオムラサキに再会

2014-07-21 | 自然観察

 久々に真夏を思わせる暑さになった。午前中D,Eポイントに出かけた。

メスだけだったが、目的のオオムラサキ3頭に再会できた。機を逸したかオスはもうぼろぼろだろう。

いつものミズナラの樹液だが、他には数匹のカナブンや小さなカミキリムシが樹液に来ていた。

  



 農道のあちこちのツルフジバカマのヒメシロチョウの幼虫を探してみたが見つからなかった。無事に3化の姿をみたいものだ。
 
 田の水路の側溝でしばらく観察をした
 キイトトンボがスイスイ飛んで、連結も多かった。尾を上下に振って運動中だ。交尾態も見た。

  オモダカ

  


 オオシオカラトンボはメスが単独で産卵中はオスは近くで見守っているのが普通だが、産卵を見ていたら一瞬オスが近づき瞬間的に連結し、すぐに交尾態となりガマの枝に止まった。

  

 シオカラトンボ ♂  ♀
 


  トンボ池のチョウトンボはまだ、クロスジギンヤンマやオオルリボシヤンマもほとんどいない。この時期にはもっと発生しているはずだが、ここ数年の池の水質の影響はどうかなのだろうか。また、ハラビロトンボの尾が曲がった個体を見た。羽化の失敗だろうか。
 オオイトトンボやクロイトトンボが睡蓮の葉上で縄張り争いをしている。オオアオイトトンボはこれからか、羽化したての個体が見られる。

               オオイトトンボ                                     イヌタヌキモ                            ジュンサイ     

長原のレンコン池に寄ると、葉は大きく生長しつぼみが膨らんでいた。
キイトトンボ、モノサシトンボのペア、ショウジョウトンボがいた。

   

ヒメし意味が姿を消し、ツバメシジミだけ。ウラギンも姿を消しウラギンスジが産卵していた。ジャノメチョウも初見だった。

                                                                                                     ツバメシジミ                                ウラギンスジヒョウモン                            ジャノメチョウ♂                       

                                        ダイミョウセセリ                                   ベニシジミ 

多の土手のわき水にコバギボウシがきれいだ。野生のシモツケソウもしばらくぶりに見た。

田の畦にノカンゾウが鮮やかに咲いている。

   メタカラコウ

 ヤブカンゾウ  ノカンゾウ

 

どれゾれに個性豊かなチョウやトンボの行動を見つめながら、自然の美しさ、不思議さを思い、さらに畏敬の念募る。 (2014.7.21)