エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

梅雨の晴れ間のチョウ・トンボ

2014-07-05 | 自然観察

曇り空で、磐梯山も中腹からは雲がかかってみえなかった。風もあり、躊躇したが、そろそろオオムラサキの雄姿がみれるかも知れないと思い、
また、ヒメシロチョウの様子も見たかったので,D地区方面へ出かけた。

いつものミズナラの樹液にはヒオドシチョウ1頭だけ、未だオオムラサキは早いようだった。

いくらか風も弱くなり、蕎麦畑にはヒメアカタテハ、ウラギンすじヒョウモンが集まっていた。クマノミズキが咲き始め、ヒョウモンが集まっていた。


ヒメアカタテハ ウラギンスジヒョウモン

  

                                                                                            モンキチョウ♂                                        ♀                                       イチモンジチョウ

わずかなヒメシロチョウがアカツメクサやノアザミに蜜を吸っていた。
珍しい光景に出会った。ヒメシロチョウがアマガエルの顔にストローを当てて吸水しているではないか。

                                                                                      ツルフジバカマを探しながら                                                                   見つかった

  


ツバメシジミの産卵を見た。オスのブルーの鱗粉をあらためて美しいと思った。

                                                                                    ツバメシジミ アカツメクサに産卵                    シロツメクサで ♂                              キボシカミキリ       

風の吹く草むらから生育状況の違うハラビロトンボが沢山飛び出した。
    

   

 

近くに水辺もないのに、クロスジギンヤンマの交尾態に出会った。オオシオカラトンボに混じって老熟したシオヤトンボが羽を休めていた。

クロスジギンヤンマ 交尾                       シオヤトンボ ♂                  オオシオカラトンボ♂

    

                                                        
里山ではいつ来てもいろいろな営みに遭遇出来て楽しい。

 


カイズカイブキの針葉

2014-07-05 | 自然観察

  先日、カイズカイブキを剪定した。

 家を建てたときに門柱脇に植えたもの、もう40年になる。

 ゴッホの何かの絵に見たらせん状に巻き付くように伸びている。

 お隣さんの屋根の雨樋にかかりそうで、ときどき枝を払ってきた。

ところで、前にも見たことがあったが、一部に白い針のように尖った葉を付ける枝を見つけた。

    

 しばらく考えていたが、ネットで調べると、これは幼葉だと分かった。

 実生からのイブキの幼木は最初はすべて針葉が出て、生長と共に針葉はなくなり、紐葉(普通の葉)となると言う。

 また、ネットの解説には    《さし木繁殖で苗をつくるカイズカイブキは針葉はないものの、幹や太い枝近くまで深く剪定すると、

                     徒長枝が出、その葉が針葉になってしまいます。幼葉に返るため、この現象を「先祖返り」といいます。》  と。

 剪定した方がいいとあったが、先祖返りのこの針葉も趣があっていい、そのままにしておこう。