エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

二宮金次郎像

2018-06-11 | 日々の生活

1年生の孫を迎えに日新小学校へ。

校門前に懐かしい二宮金次郎像が立っていた。 

像の台座には「以徳報徳」とある。

ネットで金治郎を振り返り、「以徳報徳」を学んだ。
○ 出典は孔子の論語 :「或曰、以徳報怨、何如、子曰、何以報徳、以直報怨、以徳報徳。」(憲問第十四の三十六)

○ 書き下し文 :「或(あ)るひとの曰わく、徳を以(もっ)て怨(うら)みに報いば、何如(いかん)。子曰わく、何を以てか徳に報いん。直(なお)きを以て怨みに報い、徳を以て徳に報ゆ。」

 つまり「以徳報徳」は ”礼には礼を、恩には恩を返す” ということ。
 分かったような気がした。

その隣には磐梯山をデザインした校歌碑が立っていた。

  1. 磐梯山を仰ぎつつ
    希望にもえて 日新の
    教えをもとに 学びなん
    強く 正しく 美しく
  2.  
  3. 猪苗代湖は 波たたず
    鏡の如き しずけさを
    心にとめて みがきなん
    強く 正しく 美しく
  4.  
  5. 世界平和の 道のため
    父祖よりうけし まごころを
    われらは国に つくしてん
    強く 正しく 美しく

日新小について調べてみた。

◆学校教育目標◆ ◎基本理念に
 校訓「強く、正しく、美しく」の精神を継承し、「人・地域・自然」とのかかわり合いを重視して、心身ともに健全で人間性豊かな子供を育成する。
○「元気でたくましい子」(体)
○「本気で学び考える子」(知)
○「礼儀正しくやさしい子」(徳)

◆校名の由来◆
会津藩校「日新館」の名称由来(中国古事から)書経に「日々新而又日新」(日に日に新にして又日に新とあり、また、易経に「聖徳謂之日新」(聖徳之を日新と謂く)というところからとったといわれる。

ネット情報によると、最近、薪を背負って歩きながら本を読んでいる二宮金次郎像が消えているという。

「勤勉の精神が時代に合わない」とか、「ながら歩きは危険だ」との理由だという。

なんと寂しいことか。

昨今、「人の世」を考えている。今日も、いろいろと考えさせられた。

そして、校訓にある「心身ともに健全で人間性豊かな子供を育成する。」を再確認した。

 


ウスジロノゲシ

2018-06-11 | 自然観察


私道の入り口で、オクウスギタンポポを思わせる白花のノゲシを見つけた。

中心の筒状花は黄色っぽいが、周辺の舌状花が白い。

ネットによると、普通の黄色い花のノゲシでなくウスジロノゲシらしい。

白花にも中心部の黄色が強いものから薄いものまであるようで、今回見つけたのは薄い クリーム色だ。

なんとなく筒状  

  別の頭花    オクウスギタンポポ

     普通見る、黄色いノゲシ  

また、最近あちこちでコウリンタンポポを目にする。驚くように鮮やかな橙色は魅力的だ。

  

また、庭に背の高いブタナのようなタンポポが咲いていた。

これはなんという名だろうか。 

  葉には斑が入っている。

 似た花は身近にもいっぱいある。 

ジシバリ コウゾリナ

サンジソウ    ブタナ

サンジソウ: 和名はテルナミ(照波) 南アフリカ原産の多年草(多肉植物) 午後3時頃開花する。

花もじっと観察するとおもしろい。