夕食後、ホタルを見に行く。数日前は発生していなかった待望のホタルがほんのり光っていた。嬉しかった。
と同時に、明日の命を疑い心配が募った。
確認は4匹、ほんの5~6mの範囲の草むらだ。
血液センターまでの200mほどの水路を覗いたが、5年前に開発された住宅地入り口あたりのその一角だけの発生だ。
上流は2年前開発され水路は消えた。
S邸横から清流が注ぐ水路、3年前の発見はアパート裏~町内唯一残る畑の横を通る水路一帯に見られた。
ホタル幼虫は遡上はしないようだ。また、ホタルもあまり遠くへは飛ばない。
発生場所が狭まる不安が募る。 水路の確保、土手の除草なども、ホタルの保全を考えていかなければと思っている。
先日の町内会関連の市の研修会で、〈特色ある町内〉に関連して、自然環境に目を向けた「ホタルやチョウの舞う町」の試みを話したばかりだ。
ほんのり光るホタルの灯りを見て込み上げるものがあった。
すべての小さい命が愛おしい。
数年前まで飛び交っていたホタル、3年前に甦った。
どうか、生き延びて欲しいと願っている。