エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

葉っぱの白いサクラ

2018-06-12 | 日々の生活


町内会活動に活かしていきたい思いもあり、様子を見にときどき町内を巡っている。意外といろいろな発見があるものだ。

道端の雑草にも目を配りながら、ゴミステーションの様子や下校時の小学生に声をかける。

朝の集団登校と違い、下校は三々五々ばらばら。メインストリートも結構スピードを出す車がある。

ふざけ会いながらの下校は危ない。

散歩を兼ねて、あるいは雑用のついでに廻ることも。

知り合いと立ち話にも大事なことに気づかされることがある。

 数日前は花びらの白いノゲシを見つけた。ウスジロノゲシをはじめて知った。

   

今日は、八幡神社の山門前のサクラ、根に近い部分に葉が真っ白なサクラに気づいた。ソメイヨシノの古木だ。

どうしたことか。病気だろうか。白い他には特に変わったことはなく元気な葉だ。

 

しばらく観察していこうと思う。

 


二宮金次郎像

2018-06-11 | 日々の生活

1年生の孫を迎えに日新小学校へ。

校門前に懐かしい二宮金次郎像が立っていた。 

像の台座には「以徳報徳」とある。

ネットで金治郎を振り返り、「以徳報徳」を学んだ。
○ 出典は孔子の論語 :「或曰、以徳報怨、何如、子曰、何以報徳、以直報怨、以徳報徳。」(憲問第十四の三十六)

○ 書き下し文 :「或(あ)るひとの曰わく、徳を以(もっ)て怨(うら)みに報いば、何如(いかん)。子曰わく、何を以てか徳に報いん。直(なお)きを以て怨みに報い、徳を以て徳に報ゆ。」

 つまり「以徳報徳」は ”礼には礼を、恩には恩を返す” ということ。
 分かったような気がした。

その隣には磐梯山をデザインした校歌碑が立っていた。

  1. 磐梯山を仰ぎつつ
    希望にもえて 日新の
    教えをもとに 学びなん
    強く 正しく 美しく
  2.  
  3. 猪苗代湖は 波たたず
    鏡の如き しずけさを
    心にとめて みがきなん
    強く 正しく 美しく
  4.  
  5. 世界平和の 道のため
    父祖よりうけし まごころを
    われらは国に つくしてん
    強く 正しく 美しく

日新小について調べてみた。

◆学校教育目標◆ ◎基本理念に
 校訓「強く、正しく、美しく」の精神を継承し、「人・地域・自然」とのかかわり合いを重視して、心身ともに健全で人間性豊かな子供を育成する。
○「元気でたくましい子」(体)
○「本気で学び考える子」(知)
○「礼儀正しくやさしい子」(徳)

◆校名の由来◆
会津藩校「日新館」の名称由来(中国古事から)書経に「日々新而又日新」(日に日に新にして又日に新とあり、また、易経に「聖徳謂之日新」(聖徳之を日新と謂く)というところからとったといわれる。

ネット情報によると、最近、薪を背負って歩きながら本を読んでいる二宮金次郎像が消えているという。

「勤勉の精神が時代に合わない」とか、「ながら歩きは危険だ」との理由だという。

なんと寂しいことか。

昨今、「人の世」を考えている。今日も、いろいろと考えさせられた。

そして、校訓にある「心身ともに健全で人間性豊かな子供を育成する。」を再確認した。

 


ウスジロノゲシ

2018-06-11 | 自然観察


私道の入り口で、オクウスギタンポポを思わせる白花のノゲシを見つけた。

中心の筒状花は黄色っぽいが、周辺の舌状花が白い。

ネットによると、普通の黄色い花のノゲシでなくウスジロノゲシらしい。

白花にも中心部の黄色が強いものから薄いものまであるようで、今回見つけたのは薄い クリーム色だ。

なんとなく筒状  

  別の頭花    オクウスギタンポポ

     普通見る、黄色いノゲシ  

また、最近あちこちでコウリンタンポポを目にする。驚くように鮮やかな橙色は魅力的だ。

  

また、庭に背の高いブタナのようなタンポポが咲いていた。

これはなんという名だろうか。 

  葉には斑が入っている。

 似た花は身近にもいっぱいある。 

ジシバリ コウゾリナ

サンジソウ    ブタナ

サンジソウ: 和名はテルナミ(照波) 南アフリカ原産の多年草(多肉植物) 午後3時頃開花する。

花もじっと観察するとおもしろい。


ホシミスジに思う

2018-06-09 | 環境問題

6月始め、ホシミスジが幸せの舞いを見せてくれる。

ホシミスジの食草は、シモツケ、ユキヤナギ、コデマリなどである。

いずれも数株が庭にあり、この時期の我が家の癒しの風物詩となっている。


初見  交尾

  

 ♀  ♂

町内では、つい先頃まで残っていた田んぼや畑も開発され、何となく寂しくなった。

かつてはホタルが舞い、水路にはサワガニも見られたのに。チョウも例外ではなく最近は少なくなった気がしている。

家を建てた40年ほど前には、庭のウメの木にオオミスジが舞い、コムラサキ、オオムラサキも訪れた。ゴマダラチョウも、もう何年も見ていない。

このホシミスジ、どうかいつまでも我が庭を舞っていて欲しい。

 

「ヒメシロチョウの舞う街」を夢見て、いろいろ考えている。

先月の町内の行事で、子ども達と一緒に緑地にヒメシロチョウの食草ツルフジバカマを植えた。

挿し芽で殖やしておいたものだ。

その後、血液センター道路の側溝増沿いに、何度か一人で植えている。

秋には、今咲くナヨクサフジのようにきれいな花を咲かせるだろう。

刈られても強い草だ、町中に殖やしたいと思い、いろいろ計画中だ。

 血液センター道路 26号緑地にも

     ナヨクサフジ

○ハナバチの仲間   

よく似ているが、ツルフジバカマは夏の終わりから秋に咲く。

 

今舞い始めたホシミスジもいい。シモツケやコデマリなど、庭に植えても問題ない。町中に殖やして・・・ホシミスジも、と考えている。

むしろチョウは山よりも殖えるに違いない。

アゲハ、キアゲハ、クロアゲハ、ジャコウアゲハ・・・それぞれの食草を各戸の庭に育てて欲しい。

きっと、チョウも増えると思う。子供の発想だろうか。

 

庭の花々を撮った。

 イモカタバミ  ナツツバキ

 ユキノシタ   シラン   ムラサキツユクサ ウツギ    ヤマボウシ

バイカウツギ  シモツケソウ

経済優先、物質的な豊かさを求める風潮は嫌いだ。

今もう一度、昔の自然を思い出したい。

里山もしかり、徐々に虫の棲みにくい環境になっている。


ハッチョウトンボ

2018-06-08 | 自然観察

6/7 例年より10日ほど早く、ハッチョウトンボ撮影に南会津の湿原に行った。

1年ぶりの湿原は、丁度ワタスゲが美しく風に吹かれ、ミズゴケ、モウセンゴケの草原にちっちゃいトンボが生まれていた。

   

木道脇の水辺にシオヤトンボを眺めていたら、オゼイトトンボがスイスイ飛び回り、もう産卵するカップルもいた。

オゼイトトンボ  ♀

一瞬アブのようなものが足元を横切った。大きさの感覚が慣れないが、世界一小さいトンボだった。

未だ真っ赤には成熟していない♂、縞模様の♀。

 ♂  ♂

 

 ♀  ♂

 ♂  ♂ 

写真では大きさが分からない。 昨年、モウセンゴケの餌食になりかけた個体を助けたときの写真を添える。100円玉と並べて撮ったものだ。

広い湿原にただひとり、ハッチョウトンボと遊んだ。

 

帰りの林道で、数日前初見したムカシヤンマにあった。

ムカシヤンマ アオハムシダンマシ

♂無色翅型  ♂橙色翅型 

 

コバイケイソウにキンモンガ              モリアオガエルか

   

ワタスゲ                                       モウセンゴケ                           タテヤマリンドウ?

 ♀ 

♂  参:体長1.8cmくらい 

 

帰路、今咲き始めたヒメサユリの群生地に立ち寄った。

淡いピンクの花が可憐に美しく咲いていた。

  

 

 

往きに2時間、湿原で2時間、帰りは寄り道して2時間。でも、大好きな温泉には寄らずに帰宅。


トンボ 次々に

2018-06-03 | 昆虫

ムカシヤンマは、ムカシヤンマ科に属するニホン特産種(1属1種)。

里山にひっそり生息し続けているトンボに、今年も会えた。

昨年は5月26日に初見、それ前から例年より早い発生を期待して、何度訪れたことか。

山道を登ると、馴れ馴れしく、肩に止まり、ズボンに止まって迎えてくれた。

近づいてしっかり撮影させてくれた。

  

  ズボンに止まる

  腕に止まり、手に止まる

手をさしのべると飛び立つが、すぐ近くに羽を開いて止まる。

数頭確認したが、いずれも産卵管が無いので♂だ。

複眼は黒色、腹部に小さな黄色い斑紋がある。

3年間無事に育ったであろう環境を探した。こんな環境がムカシヤンマを育てる

     

何度もシャッターを切りながら愛おしさが募った。                                            

 キンモンガ  飛び立つとルリ色キスジホソマダラ

 シオヤトンボ♂  交尾

                                  

 トラフトンボ   オゼイトトンボ♂

  クロイトトンボか?

 モンキチョウ シロツメクサに産卵

コチャバネセセリ  ゴイシシジミ

ギンイチモンジセセリ初見

  

  ヒメウラナミジャノメ

 

   

  お疲れ様でした。 トラフトンボ  もうじき陸へ

  サラサヤンマ ホバリング

   ヨツボシトンボ

アマゴイルリトンボ ♂  ♀

   

 コサナエ♂ 

 ♂    ヤマサナエ ♂

   

 すべてのトンボが、蝶が、虫たちが 美しく、愛おしい。


梅雨入りを前に

2018-06-02 | 日々の生活

フタリシズカは花がこぼれた。コウゾリナが盛んに咲いている。

バラも今盛り、早いのは花びらが散り始めた。ミヤコワスレいつも清楚だ。

咲き出したバイカウツギ、八重を挿し木したが一重だ。

サツキ、若いころ熱中したが今鉢はない。

平ちゃんから種を送ってもらったノラボウ、毎日おろ抜いてお浸し、味噌汁に入れて楽しんでいる。

 

 

サツキきれいに開く  バイカウツギ

 剪定しすぎて今年は少ない 

 ちょっと前のフタリシズカ 

 アヤメ咲く 3時になると開く

 元気な金魚 生き物すべて愛おし

梅雨の前に、庭をきれいにした。


バラの園

2018-06-02 | 日々の生活

久々に妻とバラの園にお邪魔した。

  

もう3年前か、所用で通りかかったお宅の素晴らしいバラに車を止めた。

ズカズカと庭に、写真を撮らせて下さい!。

その後、妻とお留守のバラの園に鑑賞に訪れたこともあった。

  

 

バラに囲まれる庭にはテントが張られ、Kさんがバーベキューの火熾し中だった。

庭を小さなシロバラがぐるりと囲み、黄色、白、赤、ピンクと、色とりどりの見事なバラに圧倒された。

中でも、燃えるような真っ赤な大きなバラが目を引いた。

  

バラは鉢植えも多く、冬の雪から取り込んでいるとのこと。

バラだけではなかった。ピンク、紫、いろいろな洋花が可憐に咲いていた。

黄色いオダマキは初めてだった。

     

奥さんに一つ一つ名前を教わりながら庭を巡るひととき。数日後予想される梅雨前の素晴らしいひとときとなった。

帰りにクリスマスローズのドライフラワーを一束いただいた。あく抜きのワラビも。

突然の訪問でした。有り難うございました。