グレ釣りの中で、ワタシが大好きなのが本流釣りだ。ソレも流している最中に「コツン」と前アタリが来た後に「ズドン!」とグレに竿をひったくられるタイプの釣りが一番好きだ。
本流釣りの醍醐味を覚えたのは今から17、8年くらい前の話で、ワタシがグレ釣りを本格的に始めて数年が経った頃だった。当時のワタシは時たま磯には通っていたものの、釣行回数はいたって少なかったので、上達する為にはより低コストで頻繁に通える場所を探していたのであった。
そんな中、当時の週間釣りサンデーに載っていた神戸市垂水の一文字防波堤
↓
でのグレ釣りの記事を目にした西宮市在住のワタシは「車で1時間とかからない距離にグレが釣場があるなんて。」といった感じで喜び勇んで出掛けていったのである。
当時の垂水一文字は釣れるグレのサイズが今より格段に大きく、普通に釣っていても35cm級がそこそこ混じるような状況だった。しかし、初めて行った日は潮の速さにビックリで、通常の遊動仕掛で何とか数枚釣ったものの、「渦巻き、段差が着くほどの急流」を攻略するのに何か良い方法はないものかと大きな課題を抱えてしまった。
早速、帰宅して本を相手に研究開始。何度か現地に通い続け、紆余曲折して編み出した?のが、ナナメウキの中サイズを限定スルスルにして使用し、ハリスに4Bを3段打った仕掛だった。限定スルスルとは使用する道糸にはウキ止めやシモリ玉を通しておいてソコにウキの頭が到達するまで(7ヒロ)をスルスルで使用し、それ以降はウキごと沈ませるという釣りだ。
通常のスルスル釣りは仕掛けが沈んで行く途中で魚が餌を食った際に糸がウキ内部を滑る摩擦でウキが沈むアタリをとるんだけど、この頃のワタシのスタイルはウキは潮の目に食い込ませてあまり動かないようにしておき、道糸は完全に空中に浮かせて穂先にくるアタリを取っていた。これを覚えてからは周りに負けない釣果がでるようになっていった。
垂水一文字ではこの仕掛で、コッパグレから49cmのシマアジまで釣りまくったが、磯に向かう回数が増えるようになってからは、防波堤釣りを卒業したのか、ここにはあまり通わなくなっていった。
磯専門に通うようになった頃のホームグラウンドはやはり和歌山県下や三重県下の磯ばかりだったのでこの釣りを試す機会はなく、普通の固定、遊動、スルスル(普通の)なんかを状況に応じて使用し、攻めていた。
そんな中、現フィッシングブレーンのボス、細田克彦さんに初めて釣れていってもらった愛媛県中泊の「中バエ」で久しぶりに自分スタイルの本流スルスル?を試す機会に恵まれたのであった。
もうこの頃はナナメウキは使用していなかったので普通のウキで試してみることにした。結果は口太メイン(というか、尾長はバラしただけ。)で何とか数枚モノにすることが出来た。ただし、防波堤とは違って、磯の地形は複雑で以前に会得した道糸を空中に浮かせる事が可能な距離は僅かで、それ以降は道糸は海面下に漂い、ウキごと沈んで行く今で言う「沈め探り」の変形のようなスタイルになったいた。ここで結果が出たことにより、現在のワタシ流の本流釣りが完成していったのであった。
この釣りが急流の磯で通用することが解ってからは本流ポイントに渡礁した際には積極的に使用するようになっていった。愛媛県下の中泊を始め、武者泊、御五神、日振島等、伊豆諸島の神津島、銭洲、長崎県下の対馬、五島列島(上五島~下五島の全て)そして今回の男女群島、それも帆立岩
↓
(足元が帆立岩。そして対岸はSOS等の磯群だ。足元に飛び散ったマキエサはちゃんと流して帰ったのであまりツッ込まないでね。)
でも通用したのでどこでも通用するのだろう。以前に中五島のヘボ島での釣りで少し紹介はしているが、次回はこの「ワタシ流の本流釣り」について詳しく解説したいと思っている。とは言ってもワタシレベルの話。名人級の人から見れば「ツッ込みどころ満載」なのかも知れないが、中級以下で急流攻略に困っている人には役立つものだと思うんだけど、どうだろうか?…。
本流釣りの醍醐味を覚えたのは今から17、8年くらい前の話で、ワタシがグレ釣りを本格的に始めて数年が経った頃だった。当時のワタシは時たま磯には通っていたものの、釣行回数はいたって少なかったので、上達する為にはより低コストで頻繁に通える場所を探していたのであった。
そんな中、当時の週間釣りサンデーに載っていた神戸市垂水の一文字防波堤
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でのグレ釣りの記事を目にした西宮市在住のワタシは「車で1時間とかからない距離にグレが釣場があるなんて。」といった感じで喜び勇んで出掛けていったのである。
当時の垂水一文字は釣れるグレのサイズが今より格段に大きく、普通に釣っていても35cm級がそこそこ混じるような状況だった。しかし、初めて行った日は潮の速さにビックリで、通常の遊動仕掛で何とか数枚釣ったものの、「渦巻き、段差が着くほどの急流」を攻略するのに何か良い方法はないものかと大きな課題を抱えてしまった。
早速、帰宅して本を相手に研究開始。何度か現地に通い続け、紆余曲折して編み出した?のが、ナナメウキの中サイズを限定スルスルにして使用し、ハリスに4Bを3段打った仕掛だった。限定スルスルとは使用する道糸にはウキ止めやシモリ玉を通しておいてソコにウキの頭が到達するまで(7ヒロ)をスルスルで使用し、それ以降はウキごと沈ませるという釣りだ。
通常のスルスル釣りは仕掛けが沈んで行く途中で魚が餌を食った際に糸がウキ内部を滑る摩擦でウキが沈むアタリをとるんだけど、この頃のワタシのスタイルはウキは潮の目に食い込ませてあまり動かないようにしておき、道糸は完全に空中に浮かせて穂先にくるアタリを取っていた。これを覚えてからは周りに負けない釣果がでるようになっていった。
垂水一文字ではこの仕掛で、コッパグレから49cmのシマアジまで釣りまくったが、磯に向かう回数が増えるようになってからは、防波堤釣りを卒業したのか、ここにはあまり通わなくなっていった。
磯専門に通うようになった頃のホームグラウンドはやはり和歌山県下や三重県下の磯ばかりだったのでこの釣りを試す機会はなく、普通の固定、遊動、スルスル(普通の)なんかを状況に応じて使用し、攻めていた。
そんな中、現フィッシングブレーンのボス、細田克彦さんに初めて釣れていってもらった愛媛県中泊の「中バエ」で久しぶりに自分スタイルの本流スルスル?を試す機会に恵まれたのであった。
もうこの頃はナナメウキは使用していなかったので普通のウキで試してみることにした。結果は口太メイン(というか、尾長はバラしただけ。)で何とか数枚モノにすることが出来た。ただし、防波堤とは違って、磯の地形は複雑で以前に会得した道糸を空中に浮かせる事が可能な距離は僅かで、それ以降は道糸は海面下に漂い、ウキごと沈んで行く今で言う「沈め探り」の変形のようなスタイルになったいた。ここで結果が出たことにより、現在のワタシ流の本流釣りが完成していったのであった。
この釣りが急流の磯で通用することが解ってからは本流ポイントに渡礁した際には積極的に使用するようになっていった。愛媛県下の中泊を始め、武者泊、御五神、日振島等、伊豆諸島の神津島、銭洲、長崎県下の対馬、五島列島(上五島~下五島の全て)そして今回の男女群島、それも帆立岩
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(足元が帆立岩。そして対岸はSOS等の磯群だ。足元に飛び散ったマキエサはちゃんと流して帰ったのであまりツッ込まないでね。)
でも通用したのでどこでも通用するのだろう。以前に中五島のヘボ島での釣りで少し紹介はしているが、次回はこの「ワタシ流の本流釣り」について詳しく解説したいと思っている。とは言ってもワタシレベルの話。名人級の人から見れば「ツッ込みどころ満載」なのかも知れないが、中級以下で急流攻略に困っている人には役立つものだと思うんだけど、どうだろうか?…。