中島ブラザーズ ”弟”の「外で遊ぼう!」

近頃は日本海で、ヒラマサを追ってばかり。よって磯釣りや渓流釣りは休止状態ですが…。

ワタシ流の本流釣り その2

2007-05-22 10:25:33 | 磯釣り
 潮の速い釣り場に行くと、ソコにはメインとなる「本流」とそれに引かれる「引かれ潮」とが発生している。文章で表現するのはチョッとヤヤコシイが、釣り場に行って実際に目で見ると一目瞭然。というか、一目瞭然に解るような潮の速いポイントで行うのがワタシ流の本流釣りなのだ。前回にも使用した帆立岩の写真を使って説明すると、こうなる。↓

(白線が本流で、青線が引かれ潮、そしてピンクの部分が潮の目=潮壁になる。
線がガタガタでヘタクソなのは我慢してネ。)

 引かれ潮と本流の合流する部分には潮の目というか、潜り込む潮が発生する。グレは潜り込む潮を伝ってエサが降りてくるので、ソノ付近で待っていれば捕食が楽に出来る事を知っている。だから、こういう潮が発生するポイントでは第一級の狙い目になる。こんな潮の目では無理に引っ張り込まない限り反対側(引かれ潮側から本流側へ、あるいはその逆)の潮にはすぐには入っていかないので、ワタシは壁状になっているのでは?と思っている。だからここから先は「潮壁」と書いていく。
 最近はマキエサに慣れきっているのか、無精なグレが多く、流れが遅い、潮壁の引かれ潮側に多いと言われる傾向にあるので、マキエサと同調させつつ、引かれ潮側から流し始めて軽めの仕掛で潮壁の内側を釣るスタイルが主流と言えば主流だ。しかし、潮が緩い分エサ取りが多くて苦戦したり、あるいはソコにグレの気配が感じられない日もある。そんな時ワタシは本流側からエサを入れて潮壁の外側を探っていく。ここが今回解説する「ワタシ流の本流釣り」のポイントだ。

 とりあえずは仕掛け作りから。
 道糸&ハリスはナイロン(サスペンド・タイプ)&フロロ・カーボンでいつものタックルと全く同じだ。ハリに関してもいつも自分が使っているモノでOKだが、尾長グレが多そうなポイントでは飲まれにくそうなタイプを使う工夫がある程度だ。
 周囲にマキエサを撒いて海中を観察した結果、タナが浅いと予想した場合や、足元から流せると判断した場合はハリスを2ヒロ+遊動部を半ヒロほどとった仕掛を使用する。逆にタナが深い場合や少し仕掛を投げる必要がある場合はハリスを2.5ヒロ+遊動部が1.5ヒロの計4ヒロのウキ下をとった仕掛を使用する。

 1回目のマキエサは自分の釣り座よりも可能な限り潮上に広げ気味に撒く。勿論、本流釣りなので、ある程度計算?して撒く事が必要だ。といっても難しくはない。ただ自分がウキを投入したい地点に流れてくるようにするだけだ。(写真では黄色○囲みの斜線内の部分)
 その後、間髪入れずに仕掛を写真黄色の○内の斜線の部分に投入し、リールのベイルはオープンのままラインの出を指で押さえ、流れに対して竿が90度になるように保持して待機させる。そして1回目のマキエサが流れて来て、ウキに追いつくあたりから流し始める。続いて黄色の○内に追加のマキエサを2~3杯程度広げ気味に撒いてやり、後は一定間隔(約20m流れるごと)で1パイずつを2~3回、これまた黄色の○内に広げ気味に撒いてやる。マキエサで大事なのはウキを追っかけて撒かずに一定の位置に撒く事だ。こうすることによってポイントが不用意に遠くなる事が防げるだろう。勿論、エサ取りが多い日は足元の流れがよどんでいる部分にエサ取り用の捨てマキエサが必要にもなってくる。
 流し方は前述の90度の位置から時計の秒針が進む(あるいは戻る)イメージでリールのスプール・エッジと指の間で道糸を押さえたまま、穂先を本流のスピードに合わせて送り込んで行き、道糸と竿が一直線になったらスプールを解放させてラインを放出させつつ元の90度の位置まで素早く戻してやる「ストローク法」が基本だ。このストロークを繰り返して任意の位置まで仕掛を流し込んで行くと、仕掛がキレイ(サシエ先行=潜って見たワケではないので???)に流れつつもアタリが取りやすくなるのだ。

 ~次回その3(オモリの使い方)に続く。
コメント
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