■スカイマーク■
北海道旅行は国内旅行とは思えないほどお金がかかり、一瞬たじろぐが、何気なく格安航空運賃で有名な「スカイマーク・エアラインズ」の料金を見た瞬間に、その思いが一変した。何しろ自宅に近い神戸空港から千歳経由の旭川便が夏季限定で就航開始となり、最安の場合で運賃は片道¥11800というから驚きだった。そして我が貧乏家族は、それを使ったプランを練ることで今回の旅行が現実化したのであった。正にスカイマーク様様だ。
●旭川空港にて●
格安航空券に味を占めた我が家は来年にも北海道旅行を計画中で、もし実現できれば網走、知床方面に足を伸ばそうかと考えている。
「だからスカイマークさん、来年も就航をお願いします!。」
■本土とは違う景色■
「来年も行きたい」と思ったのは数々あるが、その一つが本土とは違うスケールで広がる景色で、何よりも印象深いのは「丘が丘として鎮座する景色」だ。
●「北の国から」で有名な麓郷付近の丘●
本土で丘と呼ばれる地形は、山の稜線の手前にあって独立していないものがほとんどだが、北海道は逆で、山は山としてそびえ、丘は丘として個別に独立する丘が多いのだ。
そしてその丘は、植えられた作物の違いによるトーン変化で「パッチワークの丘」と呼ばれたり、ラベンダーを代表とする花々が植えられて観光ガイドでも紹介されて、有名になっている。
●パッチワークの丘を進む大型トラクター●
●ファーム富田の「ラベンダー畑」●
●煙草のCMで有名になった「セブンスターの木」●
■旭山動物園■
最近何かと話題の旭山動物園にも立ち寄った。
●ガイドブックの指示通り、正門は避けて東門からのアプローチ●
これは、当日の気温が高かったために動物達がバテ気味で、本来のパフォーマンスを示してくれなかったのかも知れないが、個人的な感想を言わせてもらえば、大阪にある水族館=海遊館等を見慣れた立場で考えると、「そんなに騒ぐほどの物でも…。」と思ってしまう。
但し、客に楽しんでもらおうとする職員達の努力は並々ならぬ物を感じたし、その意味では活気を感じるので、よくある、動物が放置されたように感じるタイプの動物園とは一線を画しているように思えた。
●唯一愛想を振りまいてくれたのはこのレッサーパンダ●
●泳ぐペンギン●
●「八丈島のきょん」で有名な「きょん」が、こんな所に●
■北海道はカレーの宝庫!■
今回の旅行は、宿泊先では朝食のみしか出ないプランを選択していたため、食事は自分たちで探さなくてはならなかった。事前に調べた結果では北海道は札幌のスープカレーに代表されるように、カレーの宝庫のようだ。因みに我が家は大のカレー好き。旭川空港でレンタカーに乗り込んだ我が家の3人は、カレー第一弾である、「クレイジースパイス」に飛び込んだ。
●カーナビの指示とは違うところに移転していた。●
旭川と富良野方面のカレーは「オムカレー」という、ごはんを卵で包んでオムライス状にした上にカレーソースがかかっているものが中心で、勿論我々3人が頼んだのも、そのタイプのカレーだ。
●クレイジー・スパイスの半じゅくオムチーズカレー(エビ、トマト乗せ)●
店の名前の通り、スパイシーな風味に酸味と辛みがほどよく融合した味で、家族3人共に大好評だった。
富良野に入ったら是非立ち寄ってみたいと思っていたカレー店である、「唯我独尊(ゆいがどくそん)」にも無事に入ることが出来た。
「無事に」と書いたのにはワケがあって、富良野では超有名店らしく、地元は元より観光客にも人気がある店なので、行列が途切れないと聞いていたからだ。
この店には他の所用があって富良野市街をウロつく内に偶然前を通った際に空いていたのを確認し、滑り込むように入ったので、ラッキーにも待ち時間はゼロだった。
●メニューの表紙に書かれたロゴ●
注文したのはオム・カレーの上に自家製ソーセージが乗ったオム+ソーセージカレーだった。確かにソーセージの味はなかなかイケる味ではあったが、肝心のカレーはスパイスの効いたブラック・カレー調の味ではあるものの、ボク的には「飛び切り」という感じではなかった。味覚には個人差はあるので、好き嫌いで評価は分かれるだろうが、「及第点かなっ?」といった程度であった。
●注文した「オム+ソーセージカレー」●
■旅行で一番の味■
富良野での夕食で印象深いのは有名なカフェ&レストランである「麦秋(ばくしゅう)」さんで食べた「富良野和牛ハンバーグ」である。
ボクが注文したのは「チーズハンバーグステーキ」だったが、妻と息子はまたもやカレー絡みの「カレー煮込みチーズハンバーグ」を注文した。そして、それぞれ味わったが、これほどウマいハンバーグは初めてだと言ってイイほどの味わいであった。そして同様にピザもウマい!。
●麦秋さんは、週末は予約で一杯だそうだ●
●チーズハンバーグステーキ●
●おこっぺ牛乳・モツァレラチーズ・ピザ●
■生ラム■
我が家ではキャンプ中にダッチオーブンを使って料理をする機会もあることから、全員にラム肉に対する抵抗感がない。しかし、使用するのは主にオーストラリアからの輸入冷凍ラム肉がほとんどであった。北海道では地産の生ラム肉を食べさせてもらえる店が結構あるようで、今回は「ちろる」というジンギスカン料理店を訪問した。
●ペンションと兼業しているということだ●
●輸入物とは色ツヤが違う●
始めて味わう国産ラム肉は柔らかくて、味も芳醇。しかも欠点である臭みはほとんど感じない。これまた北海道の名物であるに違いない。
■甘味処■
酪農が盛んな北海道では、豊富な牛乳を使った乳製品も豊富で、それを使った菓子工房も多い。中でも「フラノデリス」は「ふらの牛乳プリン」が有名で、全国の物産展にも引く手数多(ひくてあまた)だという。
●フラノデリス●
●ケーキ各種●
「ドゥーブルフロマージュ」を中心に各種を味わったが、どれも絶品で甲乙つけ難い。しかも、本土に比べると価格が抑えめなのが嬉しい。
■日本3大ガッカリ■
最終日には少し時間があったので札幌市内に立ち寄る。勿論「札幌といえば時計台」ということでそこにも立ち寄った。しかし、このと境内は「日本3大ガッカリ」の一つとしても有名だ。
●ビル街に唐突に建つ札幌時計台●
しかし、そのガッカリさは充分に味わったものの、「土佐の高知のはりまや橋」を味わっているボクと妻にとって衝撃度は低く、アチラのガッカリ度を100とすれば、この時計台は50以下なので、「ふ~ん、こんなもんか?」程度で済んでしまう。
とは言うものの、長く付き合う気はないので、サッサと撮影を済ませて新千歳空港へと向かった。
■旅を終えて■
北海道で大いに感じたのは大地のスケール感の違いだ。そして、そこに流れる時間はゆったりとしており、一種独特であった。ここにしかない、何とも言えない空気感を味わうと、この地に憧れ移住を決意する人達の気持ちが何となく解るような気がした。
それはボクにとっても心地よく、イイ意味で心のガス抜きになったのだが…。しかし、ウマい物の連続で、困ったことに抜けたガスと入れ替わって、元々太った体に更なる脂が入り込んだようだ。今後は「それをどうやって取るか?」に悩みそうだ。
北海道旅行は国内旅行とは思えないほどお金がかかり、一瞬たじろぐが、何気なく格安航空運賃で有名な「スカイマーク・エアラインズ」の料金を見た瞬間に、その思いが一変した。何しろ自宅に近い神戸空港から千歳経由の旭川便が夏季限定で就航開始となり、最安の場合で運賃は片道¥11800というから驚きだった。そして我が貧乏家族は、それを使ったプランを練ることで今回の旅行が現実化したのであった。正にスカイマーク様様だ。
●旭川空港にて●
格安航空券に味を占めた我が家は来年にも北海道旅行を計画中で、もし実現できれば網走、知床方面に足を伸ばそうかと考えている。
「だからスカイマークさん、来年も就航をお願いします!。」
■本土とは違う景色■
「来年も行きたい」と思ったのは数々あるが、その一つが本土とは違うスケールで広がる景色で、何よりも印象深いのは「丘が丘として鎮座する景色」だ。
●「北の国から」で有名な麓郷付近の丘●
本土で丘と呼ばれる地形は、山の稜線の手前にあって独立していないものがほとんどだが、北海道は逆で、山は山としてそびえ、丘は丘として個別に独立する丘が多いのだ。
そしてその丘は、植えられた作物の違いによるトーン変化で「パッチワークの丘」と呼ばれたり、ラベンダーを代表とする花々が植えられて観光ガイドでも紹介されて、有名になっている。
●パッチワークの丘を進む大型トラクター●
●ファーム富田の「ラベンダー畑」●
●煙草のCMで有名になった「セブンスターの木」●
■旭山動物園■
最近何かと話題の旭山動物園にも立ち寄った。
●ガイドブックの指示通り、正門は避けて東門からのアプローチ●
これは、当日の気温が高かったために動物達がバテ気味で、本来のパフォーマンスを示してくれなかったのかも知れないが、個人的な感想を言わせてもらえば、大阪にある水族館=海遊館等を見慣れた立場で考えると、「そんなに騒ぐほどの物でも…。」と思ってしまう。
但し、客に楽しんでもらおうとする職員達の努力は並々ならぬ物を感じたし、その意味では活気を感じるので、よくある、動物が放置されたように感じるタイプの動物園とは一線を画しているように思えた。
●唯一愛想を振りまいてくれたのはこのレッサーパンダ●
●泳ぐペンギン●
●「八丈島のきょん」で有名な「きょん」が、こんな所に●
■北海道はカレーの宝庫!■
今回の旅行は、宿泊先では朝食のみしか出ないプランを選択していたため、食事は自分たちで探さなくてはならなかった。事前に調べた結果では北海道は札幌のスープカレーに代表されるように、カレーの宝庫のようだ。因みに我が家は大のカレー好き。旭川空港でレンタカーに乗り込んだ我が家の3人は、カレー第一弾である、「クレイジースパイス」に飛び込んだ。
●カーナビの指示とは違うところに移転していた。●
旭川と富良野方面のカレーは「オムカレー」という、ごはんを卵で包んでオムライス状にした上にカレーソースがかかっているものが中心で、勿論我々3人が頼んだのも、そのタイプのカレーだ。
●クレイジー・スパイスの半じゅくオムチーズカレー(エビ、トマト乗せ)●
店の名前の通り、スパイシーな風味に酸味と辛みがほどよく融合した味で、家族3人共に大好評だった。
富良野に入ったら是非立ち寄ってみたいと思っていたカレー店である、「唯我独尊(ゆいがどくそん)」にも無事に入ることが出来た。
「無事に」と書いたのにはワケがあって、富良野では超有名店らしく、地元は元より観光客にも人気がある店なので、行列が途切れないと聞いていたからだ。
この店には他の所用があって富良野市街をウロつく内に偶然前を通った際に空いていたのを確認し、滑り込むように入ったので、ラッキーにも待ち時間はゼロだった。
●メニューの表紙に書かれたロゴ●
注文したのはオム・カレーの上に自家製ソーセージが乗ったオム+ソーセージカレーだった。確かにソーセージの味はなかなかイケる味ではあったが、肝心のカレーはスパイスの効いたブラック・カレー調の味ではあるものの、ボク的には「飛び切り」という感じではなかった。味覚には個人差はあるので、好き嫌いで評価は分かれるだろうが、「及第点かなっ?」といった程度であった。
●注文した「オム+ソーセージカレー」●
■旅行で一番の味■
富良野での夕食で印象深いのは有名なカフェ&レストランである「麦秋(ばくしゅう)」さんで食べた「富良野和牛ハンバーグ」である。
ボクが注文したのは「チーズハンバーグステーキ」だったが、妻と息子はまたもやカレー絡みの「カレー煮込みチーズハンバーグ」を注文した。そして、それぞれ味わったが、これほどウマいハンバーグは初めてだと言ってイイほどの味わいであった。そして同様にピザもウマい!。
●麦秋さんは、週末は予約で一杯だそうだ●
●チーズハンバーグステーキ●
●おこっぺ牛乳・モツァレラチーズ・ピザ●
■生ラム■
我が家ではキャンプ中にダッチオーブンを使って料理をする機会もあることから、全員にラム肉に対する抵抗感がない。しかし、使用するのは主にオーストラリアからの輸入冷凍ラム肉がほとんどであった。北海道では地産の生ラム肉を食べさせてもらえる店が結構あるようで、今回は「ちろる」というジンギスカン料理店を訪問した。
●ペンションと兼業しているということだ●
●輸入物とは色ツヤが違う●
始めて味わう国産ラム肉は柔らかくて、味も芳醇。しかも欠点である臭みはほとんど感じない。これまた北海道の名物であるに違いない。
■甘味処■
酪農が盛んな北海道では、豊富な牛乳を使った乳製品も豊富で、それを使った菓子工房も多い。中でも「フラノデリス」は「ふらの牛乳プリン」が有名で、全国の物産展にも引く手数多(ひくてあまた)だという。
●フラノデリス●
●ケーキ各種●
「ドゥーブルフロマージュ」を中心に各種を味わったが、どれも絶品で甲乙つけ難い。しかも、本土に比べると価格が抑えめなのが嬉しい。
■日本3大ガッカリ■
最終日には少し時間があったので札幌市内に立ち寄る。勿論「札幌といえば時計台」ということでそこにも立ち寄った。しかし、このと境内は「日本3大ガッカリ」の一つとしても有名だ。
●ビル街に唐突に建つ札幌時計台●
しかし、そのガッカリさは充分に味わったものの、「土佐の高知のはりまや橋」を味わっているボクと妻にとって衝撃度は低く、アチラのガッカリ度を100とすれば、この時計台は50以下なので、「ふ~ん、こんなもんか?」程度で済んでしまう。
とは言うものの、長く付き合う気はないので、サッサと撮影を済ませて新千歳空港へと向かった。
■旅を終えて■
北海道で大いに感じたのは大地のスケール感の違いだ。そして、そこに流れる時間はゆったりとしており、一種独特であった。ここにしかない、何とも言えない空気感を味わうと、この地に憧れ移住を決意する人達の気持ちが何となく解るような気がした。
それはボクにとっても心地よく、イイ意味で心のガス抜きになったのだが…。しかし、ウマい物の連続で、困ったことに抜けたガスと入れ替わって、元々太った体に更なる脂が入り込んだようだ。今後は「それをどうやって取るか?」に悩みそうだ。