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「あみだくじ」は皆さんご存知だと思います。しかし、ハシゴ状になっているものを、何故「あみだくじ」といわれるのでしょうか。
江戸時代末期から明治時代に「あみだくじ」という、ささやかなギャンブル うに縦に引かれたものではありませんでした。扇形のように放射状に線を引くものだったのです。
もともとは、人数分の線を引き、一端にそれぞれ異なる金額を書いて隠し、各自が引き当てた金額を出させ、集めた金で茶菓子などを買い、平等に分配する仕組みでした。
そして、この放射状の線が、「阿弥陀如来像(あみだにょらいぞう)」の背後にある「光背(こうはい)」の形に似ていることから、このくじを「阿弥陀籤(あみだくじ)」と呼ぶようになったのです。
あみだ‐くじ【×阿×弥×陀×籤】
出費する人数に合わせて引いた平行線の一端に異なる金額を書いて隠しておき、各自が引き当てた金額を出し合う仕組みのくじ。今日では平行線の間に横線を入れることが多い。
◆阿弥陀仏の功徳(くどく)が平等であるからとも、もと、くじの図形が放射線状で阿弥陀仏の後光に似ているからとも
大辞泉
また、帽子を後にずらして、ひさしを上げてかぶることを「あみだかぶり」といいますが、これも同様に阿弥陀如来の光背に由来しています。
現在の「あみだくじ」は、ハシゴ状になっていますから、阿弥陀様とは無縁の形になってしまいました。
したっけ。