都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
各地で梅雨明けのニュースが報じられています。梅雨中はいろいろな雨が降ったと思います。雨と一口に言っても日本語には数多くの雨がありますから・・・。
次にあげる雨はなんと読みますか?また、どんな雨でしょう?
① 喜雨
② 霧雨
③ 小糠雨
④ 五月雨
⑤ 小夜時雨
⑥ 時雨
⑦ 篠突く雨
⑧ 驟雨
⑨ 梅雨
⑩ 菜種梅雨
⑪ 涙雨
⑫ 白雨
⑬ 春雨
⑭ 氷雨
⑮ 村雨
⑯ 遣らずの雨
① き‐う【喜雨】
日照り続きのあとに降る雨。慈雨。《季 夏》「―到る絶えて久しき戸樋(とひ)奏で/虚子」
② きり‐さめ【霧雨】
霧のような細かい雨。水滴の直径0.5ミリ未満をいい、低い層雲から降る。糠雨(ぬかあめ)。小糠雨。きりあめ。《季 秋》
③ こぬか‐あめ【小糠雨】
雨滴が霧のように細かい雨。ぬか雨。
「雨の御堂筋」:小糠雨降る 御堂筋 こころ変わりな 夜の雨 あなた・・・♪
④ さ‐みだれ【五月雨】
《「さ」は五月(さつき)などの「さ」、「みだれ」は水垂(みだれ)か》陰暦5月ごろに降りつづく長雨。梅雨。つゆ。さつきあめ。《季 夏》「―を集めて早し最上川/芭蕉」
⑤ さよ‐しぐれ【小夜時雨】
夜降る時雨。《季 冬》
⑥ しぐれ【時雨】
秋の末から冬の初めにかけて、ぱらぱらと通り雨のように降る雨。《季 冬》「天地(あめつち)の間にほろと―かな/虚子」
⑦ しの‐つ・く(雨)【篠突く(雨)】
篠竹を束ねたものが落ちてくるように、激しく降る雨。◆静かに降る雨の意で使うのは誤り。
⑧ しゅう‐う【驟雨】
急にどっと降りだして、しばらくするとやんでしまう雨。にわか雨。夕立。《季夏》「地下鉄道―に濡れし人乗り来る/誓子」
⑨ つゆ(ばい‐う)【梅雨/×黴雨】
6月上旬から7月上・中旬にかけて、本州以南から朝鮮半島、揚子江流域に顕著に現れる季節的な雨。梅雨前線上を小低気圧が次々に東進して雨を降らせるもの。入梅の前に走り梅雨(づゆ)の見られることが多く、中休みには五月晴(さつきば)れとなることもあり、梅雨明けは雷を伴うことが多い。つゆ。さみだれ。《季 夏》「草の戸の開きしままなる―かな/虚子」◆五月の晴天を「五月晴れ」というのは誤り。
⑩ なたね‐づゆ【菜種梅雨】
菜の花の咲く3月下旬から4月にかけて、連日降りつづく寒々とした小雨。《季 春》「―念仏の膝(ひざ)つめあはせ/信子」
⑪ なみだ‐あめ【涙雨】
1 悲しみの涙が化して降ると思われる雨。2 ほんの少し降る雨。
⑫ はく‐う【白雨】
明るい空から降る雨。にわか雨。
⑬ はる‐さめ(しゅんう)【春雨】
1 春、しとしとと静かに降る雨。しゅんう。《季 春》「―やものがたりゆく簑(みの)と傘/蕪村」
⑭ ひ‐さめ【氷雨】
1 雹(ひょう)や霰(あられ)のこと。《季夏》2 冷たい雨。また、みぞれ。《季 冬》
♪「氷雨」:飲ませて下さいもう少し・・・
⑮ むら‐さめ【群雨/叢雨/村雨】
ひとしきり激しく降り、やんではまた降る雨。にわか雨。驟雨(しゅうう)。
⑯ やらず‐の‐あめ【遣らずの雨】
帰ろうとする人をひきとめるかのように降ってくる雨。個人的には、この雨が好きです。しかし、こんな状況になった経験はありません。
★おまけ★
「そぼ降る雨」と表現することがありますが、どのような雨でしょう。
この「そぼ」は、「しょぼ」の音変化だそうです。「しょぼくれた雨」、「しょぼい雨」となると、今までのしっとりとしたイメージが崩れてしまいますね。
したっけ。