年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

キッコーマン国際食文化センターにて

2007年02月08日 | 福神漬
京都醤油史蹟 序 及び3巻より
明治2年よりあった醤油税(登録・免許・醸造税)が明治8年6月20日廃止となった。その後富国強兵のための財源として明治18年より営業税・醤油税が制定される。
明治21年営業税と造石税となり、明治29年営業税を削除する。
明治18年5月から自家用醤油に課税する。醤油営業するものにあらずして自家用に製造するもの同居の家族・雇い人一人一ヵ年一斗5升の割合を超えてはならない。自家用醤油の規定は貧しい人が醤油を買えない人を守るためであったが実際は貧しい人ほど醤油を購入していて金持ちが自家醸造していた。税を徴収する効率が悪く廃止となる。醤油税は大正14年廃止となった。
 醤油沿革史 田中直太郎著
 明治14年から17年にかけて京都における醤油の価格は下げていて上醤油一升当り7銭5厘から9銭。下醤油は3銭5厘から4銭だった。このころ日本全国の醤油は地域内の流通から汽船・鉄道を利用した醤油だ出回り始めた。また明治8年の醤油税の廃止で出回る量が増えた。
 
缶詰のラベルの本を見つける。缶詰協会の本で,マルト印の現・藤田缶詰(京都市)の漬物の缶詰のラベル発見。福神漬・奈良漬もあれば驚くなかれ京都名産の千枚漬もあった。何時の時代だったのでしょうか。
コメント
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