アメリカや欧州でのワクチン接種者が増えて、今ではどこでも制限なしにワクチンが打てる報道を見て、中国・韓国のTV映像では5月の連休中の混雑も道路ではまだマスク姿だった。どうも中国では感染が抑えてあって,高齢者が感染がないのにワクチンを無理して打たないと選択して公安警察に抵抗している事例があると感じる。仕事をしていない老人でも感染の中継者にもなる。
最近の日本のワクチン接種情報で一日30万人という。政府のいう一日100万人には程遠い。仮に一日100万人でも10日で一千万となり一億には100日かかる。どれだけ慣れが進むのだろうか。アメリカの報道を見ていると拒否する人以外は意外と早くワクチン接種が済みそうだ。ただこの陰でワクチンの不適合の人も多数あるようだ。どこを報道するかはアメリカと日本の文化の差であって、情緒を優先する日本はたぶん一人の不具合が出てもワクチン接種が止まる気がする。自粛でもすでに経済不具合で困窮している声に押されて、また接種が始まるという決断力がない気がする。九州で先着順に町医者が予約を入れて混乱していた報道で、共産党が不公平と騒いでいた。すでに地元の共産党もワクチン不具合の疑念より、接種の方向に向かったのだろうか。経済を動かして感染不安を解消する方向になったのだろうか。PCR検査を拡充しても陽性になっても収容する病院が不足している。京都で20歳の女性が病院に入れず亡くなった。痛ましい。今朝早朝に自宅前に救急車が止まったが、十分以上たっても出発しない。受け入れ先がないのだろうか。
自粛時の行動制限を野党も考え始めているようだ。今は自粛でも誰も仕事を優先していて感染者が増えている。政治家の思惑を超え、みな生きるために働く。
来週から都内の65歳以上の暇な老人のワクチン予約が始まる。すでに全国で電話の混乱が始まっている。予約システムのダウンも聞こえる。この騒動の記録と記憶を後世に残したい。
ワクチンの接種者が連休明けから本格的に始まり、各地で対象者でない人の接種で批判(年齢)が出ている。さらに優先順位、余ったワクチンを管理間違えで廃棄するなど、規則に縛られて、廃棄する例も出ている。飛行機のキャンセル待ちなどの制度を見習ってほしい。当日予約入れてあっても体調不良でワクチンを打てない人も出る。その時は会場にいた人に打つって廃棄は避けるべきである。事前掲示してあれば問題はないと思われる。飛行機でもキャンセルがなければ空席はないのであきらめる。老人の突然の発熱はいつでもある。命の選択の議論はしてはいけないということで昨年は医療崩壊を防ぐためPCR検査を制限していた。今は完全に命の選択議論をしていなかったツケがやってきた。割り当ての少ないワクチンがどういう順序で接種するかの議論は地域の実情に合わせて行うという論議がなく、さらに順序の公示もなく始まっているようだ。これはすべてワクチンが有効であると思われ始めていている。実際は報道管制しているかもしれない。中国のマスク姿は政府に対しての疑心を示しているようだ。嘘で隠しても感染不安は出回っているようだ。
戦後のワクチン政策の不手際と先送りの政策の失敗が今示されている。与野党の目先の人気取り案でTVに出て発言しても、時間が経てばコロナが制御できなかったことが判明する。結局集団免疫を得ないと経済が回らない。そのための政策準備を怠っていたことがわかる。韓国に次いで台湾も変異種のコロナが増えているようだ。
貧すれば鈍んす。財政が厳しくなって経験のないことには予算がつかないようだ。悲観的な予想は誰も好まない。政府は未知のことには答弁しないが歴史から再びあることを予想すべきで、地震の予知より、準備しやすい。次の衆院選挙の争点は感染時の個人の行動制限とそれの罰則、休業時の損失補填が争点となるべきだろう。そこには科学的知見が必要で、保険制度もあってよいと思う。さらに複数の仕事をしている人の保証方法。フリ-で働いている人の前年収入による補填とかで納税していて喜ばれる制度が必要となる。
今は明治維新時、戦争敗戦時に次ぐ大混乱時で死者はまだ1万1千人程度だが心は荒んでいる。政治家の選挙目当てのテレビ出演しても誰も仕事優先で生き始めたようだ。
やはりアメリカはすごい。