● 繰り返しの美学レビューです。以前投稿した記事を編集して再び載せます。
茂木健一郎さんの著書『「脳」整理法』ちくま新書 に「繰り返しの美学」にも関わる興味深い記述がありました。
「規則性は歓びの感情を引き起こす」
**規則性や秩序によって呼び起こされる感情には、独特のものがあります。(中略)規則性に歓びを感じるという人間の嗜好が確かにあるわけです。**
「脳はランダムな出来事に無関心」
**ランダムだとわかってしまっている現象について、脳は、基本的に興味を失って無関心になります。(中略)ランダムな事象でもそこに何らかの規則性や傾向を読み取ろうとしてしまうのが、私たちの脳のいわば「くせ」なのです。**
そうか、秩序づけられた情報を脳は歓迎するのだ・・・。歓迎の「しるし」として脳は秩序づけられたものを、私たちをして美しいと感じさせるのだ!これこそ繰り返しの美学が成立する理由ではないか・・・。
私はこのように思い至りました。 では、「繰り返しの美学」をどうぞ!
繰り返しの美学の原点、京都の伏見稲荷大社「千本鳥居」
ブログに初めて載せた繰り返しの美学
京都 水路閣
表参道ヒルズ 小旗の繰り返し
高山 伝統の美 繰り返しには美が宿る