①
■ ①は茅野市内で見かけた「妻垂」の写真(0608)です。蔵などの妻壁を雨から保護するのが目的で諏訪地方の他に三重県や高知県でも見られる、と資料で読んだという(曖昧な)記憶があります。
②③
②と③は今日(081213)伊那市内で見かけた、やはり蔵の妻壁を保護する目的の・・・、さてこの壁の名称が分かりませんが、とりあえずその機能から「保護壁」としておきます。
③の写真で分かるようにこの「保護壁」は妻壁から離して下地がつくられ仕上げ材が張られています。直接妻壁の上に張っているわけではありません(②も同様です)。
かつては②のように板でつくられていたのでしょうが、最近では③のようにトタン(亜鉛めっき鋼板)でつくられることが多いのでしょう。近くで数例見かけました(④)。
④
④は長屋門の両側の蔵の妻壁につけられた「保護壁」。波トタンが張ってあります。
なぜ平側にこのような「保護壁」をつけないのか・・・。平側は軒出が大きいので妻側よりも雨が掛かりにくいということもあるかもしれませんが、まあ、壁四面全てを囲ってしまったらせっかくの蔵が全く見えなくなってしまいますから、持ち主の「ドーダ心」が満足できない、という理由ではないかと私は思います。
⑤
この写真は白馬村で以前撮ったものです(0807)。雨ではなくて雪から外壁を守るための雪囲いです。雨から壁を守る「保護壁」とは当然様子が違います。この位だと四面囲っても蔵が見えますね。
⑥
伊那市内でこんな突き上げ屋根付きの民家も見かけました。これがもし茅葺だったら、興奮しただろうと思います。
なぜ? 何のため? 民家に施された様々な仕掛けの理由を考えるって面白いです。
久しぶりの民家路上観察でした。
■ ①は茅野市内で見かけた「妻垂」の写真(0608)です。蔵などの妻壁を雨から保護するのが目的で諏訪地方の他に三重県や高知県でも見られる、と資料で読んだという(曖昧な)記憶があります。
②③
②と③は今日(081213)伊那市内で見かけた、やはり蔵の妻壁を保護する目的の・・・、さてこの壁の名称が分かりませんが、とりあえずその機能から「保護壁」としておきます。
③の写真で分かるようにこの「保護壁」は妻壁から離して下地がつくられ仕上げ材が張られています。直接妻壁の上に張っているわけではありません(②も同様です)。
かつては②のように板でつくられていたのでしょうが、最近では③のようにトタン(亜鉛めっき鋼板)でつくられることが多いのでしょう。近くで数例見かけました(④)。
④
④は長屋門の両側の蔵の妻壁につけられた「保護壁」。波トタンが張ってあります。
なぜ平側にこのような「保護壁」をつけないのか・・・。平側は軒出が大きいので妻側よりも雨が掛かりにくいということもあるかもしれませんが、まあ、壁四面全てを囲ってしまったらせっかくの蔵が全く見えなくなってしまいますから、持ち主の「ドーダ心」が満足できない、という理由ではないかと私は思います。
⑤
この写真は白馬村で以前撮ったものです(0807)。雨ではなくて雪から外壁を守るための雪囲いです。雨から壁を守る「保護壁」とは当然様子が違います。この位だと四面囲っても蔵が見えますね。
⑥
伊那市内でこんな突き上げ屋根付きの民家も見かけました。これがもし茅葺だったら、興奮しただろうと思います。
なぜ? 何のため? 民家に施された様々な仕掛けの理由を考えるって面白いです。
久しぶりの民家路上観察でした。