透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

今年最後のブックレビュー

2008-12-29 | A ブックレビュー
 忘年会の席上で決まった?旅行。

 昨晩(12/28)は今年最後の忘年会。中学時代の同級生とよく飲み、よく食べた。酒席での約束はあてにならないが、来年1月末にお上りさんして歌舞伎を観ようということに。以前はベトナムに行こう、という話が出たこともあったが実現していない。が、数年前には同様の約束で京都に行った。今回幹事のO君が段取りをしてくれるかどうか・・・。

 保育園から一緒、地元の幼なじみの忘年会では2月に京都に行くことになった。こちらはすでに旅行計画書が届いている。あとは都合をつけて参加するだけだ。

 大学時代の友人S君が東京から来松したときは7月に尾道に行こう!ということになった。この約束が有効かどうかは不明。



 さて、今年最後のブックレビュー。今月は忙しく(というのは言い訳にすぎない)、読了したのはこの3冊のみ。

安部公房の代表作『砂の女』久しぶりの再読。この作品って映画化されたんだっけ? 調べてみるとやはり映画化され、砂の女を岸田今日子が演じている。いま、リメイクするとしたら誰がいいだろう・・・。女優の顔が浮かんでいるが名前が思い出せない。パナソニックのCMに出ている・・・?

『かたちの日本美』三井秀樹。 **日本人の美学が非対称の美にある、とこれまでくり返し述べてきた。(中略)日本人は、非対称の美と家紋や紋様の造形のように、対称形の美を上手く使い分ける世界でも稀な民族ではないか**という著者の指摘、これは「繰り返しの美学」の新たな視点、「繰り返さないという美学」のヒントになりそう・・・。

『できそこないの男たち』福岡伸一。 生命の基本仕様がメスであることは発生学、というか生物学の常識かもしれないが、このことを知らなかった私には実に興味深い内容だった。女という基本仕様をカスタマイズして男にする、という神様のデザインセンスに拍手、かな? 

 来年はどんな本と出合う(「出会う」と使い分けないといけないようだ)ことになるのだろう。年越し本は安部公房の『箱男』。

それでは皆さん、 いや、年内まだに書くから挨拶はまだ。