透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

「砂の女」を読む

2008-12-12 | A 読書日記



 『砂の女』新潮文庫 再読中。安部公房の作品は久しぶりだ。この作品が文庫化されたのが81年2月。同年3月に読んだ記録がある。

ストーリーをすっかり忘れている。このような前衛的な作品は具体的な光景をイメージしにくい。蟻地獄のような場所の粗末な家、一体どんな家だろう・・・。そこに暮す若い女、女優なら誰のイメージだろう・・・。どんなラストだっけ。

この作品を年賀メールの挨拶文の最後の一文字「す」に充てるか・・・。