透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

喜多方の銭湯

2008-12-26 | A あれこれ


■ 民家 昔の記録。今回は福島県は喜多方の銭湯(8210)。

喜多方は蔵の町ですが、蔵が続きましたので銭湯を載せます。この銭湯は開業した頃はずいぶんハイカラな印象だったでしょうね。

銭湯というと唐破風のついた立派な和風の建物が多いように思いますが、これは洋風。左右対称のファサード。デザインがどことなくライト風?。そして大正時代の建築のような印象ですが実際の建築年代は分かりません。

入口の引き戸はアルミサッシに替えられています。右側の自転車置き場の屋根も後付け。ポーチの片流れの屋根も後からのもの。おそらくこの屋根の下には2階と同じ寄せ棟の屋根が隠れていると思います。

2階の両サイドの窓のデザインがいいですね。色ガラスでしょうか。

内部の様子も観ておくべきでした。喜多方を訪ねたのが26年前、もうこの銭湯は取り壊されてしまっているかもしれません。

小谷の蔵

2008-12-26 | A あれこれ


■「蔵」が続きます。今回は小谷村の蔵。

雪対策として、荷重に耐えられるように補強柱をたてる方法と屋根を急勾配にして落雪させる方法があることを書きました。当然、両者併用もあり得るわけです。

その実例がないかな、と思っていましたが、意外に早く見つかりました。それがこの蔵です。補強柱と急勾配屋根の蔵。

下の大町市美麻(旧美麻村)の蔵と比べると屋根の勾配が急なことが分かります。