透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

161 曲線美

2011-06-05 | A 火の見櫓っておもしろい

 
161 塩尻市大門の火の見櫓

 櫓の絞り込みのフォルム、柱の曲線がなめらかで美しい。 脚間寸法を実測すると約4.5メートル、写真にスケールをあてて総高/脚間寸法を求めると約3.3だった。同様の方法で逓減率を求めてみた。遠近効果を考慮していないが、約33%だった・・・。



見張り台の手すりが丁寧につくられている。不要になった半鐘は櫓の中間部に移され、屋根の下にはサイレンのみ取り付けられている。やはりスピーカーは邪魔、火の見櫓には似合わない・・・。


 


松本市白板の道祖神

2011-06-05 | B 石神・石仏







 松本駅の隣、北松本駅のすぐ近くに祀られている道祖神。 自然石にバランスよく納めている。男神は盃を手に持ち、女神は提子を下げ、反対の手を相手の肩にかけている。平安貴族の衣裳、スレンダーな立ち姿の抱肩祝言像。

江戸時代にはこの地に藤沢周平が描き続けたような市井の人びとの暮らしがあり、折に触れてこの道祖神に手を合わせていたに違いない。