冬のフォトアルバム 小谷(おたり)村にて 撮影日130228
■ 今日から3月。自宅の外壁に掛けた温度計を毎朝見ているが、今朝7時半頃の外気温は5℃だった。今週の月曜日、火曜日の朝は-13℃まで下がったから20℃ちかくの気温差ということになる。これから徐々に外気温も上がって春になっていくだろう。もう朝の耐寒訓練は十分過ぎるくらいした。
さて、2月のブックレビュー。2月は新書を4冊読んだ。今年は何でも読んでやろうという意気込み(?)で、いままでほとんど読んでこなかった分野の本も読もうと思っている。
『日本語の宿命 なぜ日本人は社会科学を理解できないのか』薬師院仁志/光文社新書
もともと日本には無い抽象的な概念に関する外来語に日本語を充てることに関して、意味のズレが生じてしまうのも至極当然とえる。社会制度も文化的なバックボーンも全く異なるのだから・・・。
『田中角栄 戦後日本の悲しき自画像』早野 透/中公新書
戦後の日本を語るのに欠かせない政治家、となるとやはり田中角栄ということになるだろう。その存在感において他の政治家を圧倒している。
朝日新聞の番記者として田中角栄の明も暗も表も裏も見尽くした著者が描く人間角栄。
『小さな建築』隈 研吾/岩波新書
東日本大震災は建築家がそれまで抱いていた建築観を変えた。自然と対峙する建築ではなくて自然に寄りかかる建築、自然に同調する建築、自然と共生する建築・・・。このような建築の具現化の試みに関する論考。
『若者が無縁化する 仕事・福祉・コミュニティでつなぐ』宮本みち子/ちくま新書
孤立化、無縁化する若者の増加。この問題の根は深く、若者個人に帰着させることは決してできない。この問題を解決するために採り得る方法の提示。